心の経営コンサルタント(中小企業診断士)白倉信司の「一言日記-2004.6」

心の経営コンサルタント/中小企業診断士/白倉信司

山梨県活性化の参謀本部長 中小企業診断士 白倉信司(しらくらしんじ)

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一言日記

2004.6.1(火) 5時に起床。さて今日から6月、そしてわたしは45歳になる。さっそく玄関先でたばこを一服。今日は雨である。そのお陰でじつに涼しい。昨日はやたら蒸し暑かったから、実に有り難く感じる。自然の恵みに感謝である。

居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞に掲載されている「景気、地域格差一段と」という記事に目が止まった。

記事によると、内閣府が昨日(31日)発表した5月の地域経済動向(3ヵ月ごとに実施)によると、地域別の景気判断の格差が一段と広がったとのことである。好調業種といわれる自動車やデジタル機器関連業種が集積している地域は景気回復感が強く、公共工事に依存している地域は弱いということである。

同記事に添付されているグラフによると景気回復感が強い東海地域では公共投資への依存度が4%程度と低く、一方景気回復感が弱い北海道では同依存度が10%程度ある。

先日、夢甲斐塾の公開例会で日銀甲府支店長の新免さんの話を聞いたが、山梨も全国平均に比べて公共投資への依存度が高く、好調業種の業績が回復する中で、多くの中小零細企業は今後益々厳しくなる、ということであった。

そういうわたしも補助金絡みの仕事を受けることが多く、したがって公共投資依存度が高い。これからは民間ベースの仕事を増やすことが必要だと思っている。とはいえ特に営業をするわけでなく、仕事を依頼されたら受けるという、頼まれごとを淡々とこなしていく風流な生き方をしたいと思っている。しかし、頼まれごとを増やすためにはメニューを提案することも必要である。

7月からは、独自の創業塾と心の経営塾(仮題)を開催するつもりである。近々カリキュラムをこのHPに掲載するので、興味のある方は是非参加してほしい。

さて今日は事務所で読書三昧することにした。入浴してから9時前に事務所に行き、昨日読み始めた玄侑宗久著「多生の縁」を読む。昼前に読破。対談形式なので分かりやすく、しかも奥深く、そして心地よい、素晴らしい本であった。既に月刊致知で読んだ鈴木秀子さんとの対談、そして仏教界の最長老松原泰道師との対談、今月の月刊コラムで大きく取り上げた偉大なる哲学者梅原猛先生との対談、最近その奥深さを再認識した作家五木寛之氏との対談が印象に残った。それにしても彗星のように文学界に現れた玄侑宗久さんという和尚さんは凄い人だと再確認。この人の出す本はすべて読むことに決めた。

久々にあのラーメン屋さんで早めの昼食をとった。醤油らあめんとおにぎりを注文。店に入ったのは11時半だったのでまだ空いていた。ここのらあめんは、本当に本当に何度食べても美味しいのである。満足して家に戻った。写真はその時に撮影した。

午後からも事務所で読書。昨日読み終えた「仏典を読む−1 ブッダの生涯(中村元著)」の続きである「仏典を読む−2 真理のことば(中村元著)」を読む。これまた素晴らしい本である。この本は原始仏教のなかでももっとも有名な「法句経(ダンマパダ)」などお釈迦さまの教えを分かりやすく解説したものである。わたしは本を読んでいて「これだ」と感じたところはページに折り目をつけて、マーカーで印をするのであるが、この本は折り目だらけ、マーカーだらけになった。それだけ内容の濃い本であった。特に印象が残ったところを次に引用してみる。

実にこの世において、怨みに報いるに怨みをもってしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。

「われらははこの世において死ぬはずのものである」と覚悟をしよう。このことわりを他の人々は知っていない。しかし、人々がこのことわりを知れば、争いはしずまる。

たとえ貨幣の雨を降らすとも、欲望の満足されることはない。「快楽の味は短くて苦痛である」と知るのが賢者である。

怨みをいだいている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは大いに楽しく生きよう。怨みをもっている人々のあいだにあって怨むこと無く、われらは暮らしていこう。

貪っている人々のあいだにあって、煩い無く、大いに楽しく生きよう。貪っている人々のあいだにあって、貪らないで暮そう。

われらは一物をも所有していない。大いに楽しく生きていこう。光り輝く神々のように、喜びを食む者となろう。

健康は最高の利得であり、満足は最上の宝であり、信頼は最高の知己であり、ニルヴァーナ(涅槃=悟り)は最上の楽しみである。

以上である。

すばらしいことばだ。今の世の中に欠けているものがすべてここに書いてある。資本主義崩壊後の世の中はこのような価値観に満ちたものになることを期待したい。

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2004.6.2(水) 5時半に起床。昨夜早く寝たからたっぷりと睡眠時間がとれた。さっそく玄関先でたばこを一服しながら新聞記事に目を通すと、各紙の一面に小学校6年の女児が学校内で同級生を殺害するという衝撃的な記事が掲載されている。犯罪の低年齢化が進む日本、いったい何が起こっているのであろう。

居間に戻って新聞記事をじっくり見ると、日本経済新聞に「『脳力』鍛える携帯ゲーム機」と題して、電子玩具のセガトイズと東北大が脳の働きを活発にする携帯ゲーム機を開発して九月上旬をめどに販売するという記事が掲載されている。同大学の川島隆太教授の研究理論に基づいた設計で、単純な計算問題を繰り返す仕組みだという。川島隆太教授の著書「脳を育て、夢をかなえる」を読むと脳の前頭前野(前頭葉の一部)を鍛えると、やる気、優しさ、抑制力、創造力などの人間として本当に大切な能力や感情が高まるという。そういえば、300万部を突破した養老孟先生の「バカの壁」には、最近の小学生の前頭葉の機能低下が書いてあった。今回の小6女児殺害事件に代表される犯罪の低年齢化は、この前頭前野の機能低下が原因ではないかと考えることもできる。川島教授によると、本(活字)を読んだり、簡単な計算問題をすると前頭前野の能力が高まるが、それ以上に人の話をよく聞いて会話をすることが大切だと書いてある。

家庭における親子の会話が十分にされていないというようなことも関係あるのかもしれない。いずれにしても今の日本は異常なことが常態化しているようだ。

さて同新聞の地域経済欄の「ビジネスファイル」に、6月11日石和町商工会議所で開催される「経営なんでも相談室」のことが掲載されている。弁護士や中小企業診断士の専門家が、会社設立や資金調達、相続・贈与対策など経営全般の相談を受けるとあるが、中小企業診断士とはわたしのことである。時間は午後1時半から午後4時半まで、この相談は無料なので、この機会に何か聞きたいことがある人は、石和町商工会まで申し込んでほしい。

さて今日は久々に仕事をすることにした。事務所に行き、さて仕事に取りかかろうと思ったが、その前に、ちょっと読書と玄侑宗久著「まわりみち極楽論」を読み始めたところ、これが面白くて止まらなくなってしまった。ということで結局午前中は読書に終始した。昼間、家内と一緒に上の息子の学校に忘れ物を届けてやる。仕方のない奴であるがわが息子である。わたしの遺伝子も半分は入っているので息子ばかりを責めるわけにもいかない。わたしも忘れ物は時々するからね。写真はその時に撮影した中学校の校庭からみた初夏の空 と上の息子である。

その後事務所に行き、ようやく仕事に取りかかる。夕方には終了したので、読書の続きをする。そして19時過ぎに読破。それにしても「まわりみち極楽論」は凄い本である。仏教をベースにしてあらゆる宗教、哲学、文学、物理学、心理学、脳科学などあらゆる分野の学問を導入して、人生論、宇宙論を展開している。面白かったのは、「世の中には不思議なことを研究している人がいる」と名前は伏せてあったが明らかに小林正観さんが言っていることを引用している箇所まであったことである。本当にあらゆることに精通している和尚さんである。どえらい和尚さんが21世紀初頭の日本に現れたものである。では、「まわりみち極楽論」から、わたしが凄いと思ったところをちょっとだけ紹介して、今日の日記を締めることにする。

まず自力宗である曹洞宗の道元禅師の言葉(正法眼蔵の生死の巻)である。

ただ我が身をも心をもはなちわすれて、仏のいえになげいれて、仏のかたよりおこなわれて、これにしたがいもてゆくとき、力もいれず、心をもついやさずして、生死をはなれ、仏となる。

次に他力宗である浄土宗の一遍上人の言葉(消息法語)である。

南無阿弥陀仏と一度正直に帰命せし一念の後は、我も我にあらず、故に心も阿弥陀仏の御心、身の振舞も阿弥陀仏の御振舞、ことばも阿弥陀仏の御言なれば、生きたる命も阿弥陀仏の御命なり。

そして玄侑宗久さんの言葉である。

あえて「生きていく意味」と何か、ともう一度訊かれれば、私としては大いなる命の流れに身を任せながら、無常を楽しむことだと申し上げたいですね。無常なるものの中でも、とりわけ自己意識の変容です。

自己意識というのも、一度変化すれば全てが解るなんていうものじゃない。何度も何度も、あるとき不意にそれは起こると思います。これを「頓挫」と云いますが、我々はその悟りでどんな現実も乗り切っていけるわけではありませんから、また困難にぶつかったら、宇宙意識に沿って努力する。全てを「ご縁」と受けとめる努力と云ってもいい。これが「漸修」です。言ってみれば、この「漸修」という努力があるからこそ「頓挫」もある。

結局のところ、私たちの人生は「頓挫漸修」なんだと思います。今、答えが出ない問題を抱えているからといって、性急にそれを求めなくていいんです。

ここでもう一度エリッヒ・ヤンツ(天体物理学者、80年に「自己組織化する宇宙」という本を書いた)の言葉を憶いだして下さい。彼によれば人生は、宇宙が本来もっている遊び心に漸次同化していくことなんです。だんだん認識してだんだん実現していくことなんです。

答えはすでに悠々と存在しています。道も作ったり切り開いたりするものじゃなくて、すでに堂々と存在しているんだと思います。

以上である。あらためて凄い・・・と思う。それにしても、どえらい和尚さんが出現したものだ。

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2004.6.3(木) 5時半に起床。昨夜も22時前には寝たのでたっぷり睡眠をとれた。さっそく玄関先でたばこを一服。青空は覗いていないが、涼しくて爽やかな朝である。感謝。

一服しながら新聞各紙に目を通すと、親世帯でとっている朝日新聞の一面にでかでかと三菱自動車がまたまたリコール隠しをしていたという記事が掲載されている。次から次へとリコール隠しが発覚するこの会社はどうなっているんだろう。まあこれも近い将来資本主義が終わることを象徴する事件であろう。

山梨日日新聞の一面には、富士山北麓が環境省のエコツーリズム事業に選定されたという記事が掲載されている。エコツーリズムとは従来型の観光とは異なり、自然や歴史文化を保全し、理解を深めることを重視して生態系保全を図るため、参加人数を制限したり、ガイド付きで実施するケースが多く、県内では樹海エリアでガイドツアーが盛んになりつつあるそうだ。

また同新聞には昨日衝撃が走った小6殺害事件に関する記事も一面に掲載されている。ホームページの掲示板書き込みでトラブルがあったようだ。日本経済新聞の一面コラム「春秋」には、犯罪心理学者の福島章氏の著書「子供の脳が危ない」を引用して、「今の子どもは一世代前とは違う『新しいパーソナリティの持ち主になってきている』。情報社会に生まれ大量の『情報のシャワー』を浴びて育つためだ」として、子供は変わったようだ。なぜなのか。どうしたらよいのか、わからないのがもどかしい。と結んでいる。

わたしに言わせれば、子供が変わったのは大人が変わったからだとなる。なぜなのかは、根本には教育の問題があり、それは道徳というものを学校でも家庭でも教えないで育てるからであり、子供を育てる親自身が、米国が日本人を腑抜けにするために仕組んだ欠陥だらけの戦後教育を受けており、道徳心というものが欠如したまま、子供を教育している、また学校でもそのような教育が行われていることにある。ということだ。

さて今日の午前中は事務所で仕事をこなす。先日ヒアリングを行った企業に関する提言を報告書にまとめた。お昼を挟んで午後は自宅で読書をする。昨夜読み始めた稲盛和夫著「心を高める、経営を伸ばす」を読破した。

経営者ならではの心に響くいくつかの言葉をいただいた。心の経営を説くわたしとしては、稲盛氏の経営に対する考え方に共感するところが多かった。その一つである「今日を懸命に生きる」という文章を紹介する。

私は、長期の経営計画を立てたことはありません。今日のことさえうまくいかず、明日も分らないのに、十年先が見えるわけがないと思っていたからです。

そのため私は、今日一日を一生懸命過ごそう、そして今日一日一生懸命に仕事をし、さらに工夫を重ねれば、明日が見えてくるだろうと考えてきました。そして、その一日の連続が、五年たち、十年たつと、大きな成果になっているだろうという考えたのです。

どうなるか分らない先のことを言うよりは、今日一日をパーフェクトに生きることの方が大事だという考えで、私は今まで研究をし、経営を行ってきました。

その結果、私は「今日を完全に生きれば、明日が見える」ということを断言することができます。逆説的ですが、この生き方を三十年も続けてきますと、先の変化が見えてきたのです。

以上である。京セラの名誉会長を務める稲盛さんが長期の経営計画を立てたことがないとは驚きである。普通企業規模が大きくなるほど詳細な長期経営計画を立てるからである。

しかしこの長期経営計画ほどあてにならないものはない。最近のわたしは計画はあくまでもイメージを数字で現したものであり、こだわる必要はないと考えている。

何よりも今日を生きることの延長線上に将来が見えるという稲盛和夫氏の考え方に共感した。「生老病死」である。人は必ず死ぬのである。死ぬために生きているようなものだ。

だからこそ生かされている「今」に感謝することが大切なのだ。そして今を精一杯生きる。これが日日是好日だと思う。毎日やるだけのことはやっているから、いつ死んでもいい、というような生き方ができたら素晴しいと思うが、ぼんくらコンサルタントのわたしにはとても無理である。

しかし「今」を大切にする気持ちはいつももっていたい。 午後からはしばらく自宅で読書。今度は五木寛之著「大河の一滴」である。それは心に浸みる文学的な文章であった。読んでいて時々涙が出てくるほど奥深い。さすがである。その後事務所に行き、今夜開催される夢甲斐塾事務局会議で用いる資料を作成した。

写真は自宅の窓から撮った夕焼け空である。美しい・・・。これから会議に出掛けるが遅くなると思うので日記はここまでとする。明日の朝は駅前掃除である。

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2004.6.4(金) 5時前に起床。昨夜寝たのが遅かったので眠い・・・。さっそく玄関先でたばこを一服。居間に戻って新聞に目を通す。

あっそうだ。昨夜の夢甲斐塾事務局会議のことをちょっと書く。20時に会場のブティックリブに事務局が集まり、今後の予定を話し合った。6/25の4期生と塾長の懇談会、そして7/11の4期生入塾式についてである。4期生は現時点で17名となった。

山梨日日新聞に掲載されている「サービス優秀旅館、丸栄が全国1位に」が目に止まった。旅行会社のJTBが「サービス優秀旅館」を発表したところ、山梨県から富士河口湖町の「若草の宿丸栄」が最優秀旅館に、早川町の「慶雲館」と富士吉田市の「ホテル鐘山苑」がそれぞれ優秀旅館に選ばれたとのことである。アンケート調査で回収した70万件の回答を集計した結果であるとのこと。こらの旅館は毎年専門家が選んだ旅館100選にランクされている。このような旅館が県内にどんどん増えることが望まれる。

さて今日は駅前掃除の日だ。6時に甲府駅北口に到着。ほぼ同時に夢甲斐塾1期生のNさんが到着した。さっそく掃除を始める。やがてMさんと4期生候補の二人のAさんが加わった。

今日はファーストフードの飲みカスが目立った。それにしてもいい天気である。空には雲一つなく晴れ渡っており、気持ちのいい朝である。

掃除の後はいつものファミレスで食事会兼意見交換会。4期生の日程の話し、進化論の話し、玄侑宗久さんの話、坐禅の話しなどをした。話しに熱中したためファミレスを出たのは8時前。家に戻ったのは8時過ぎである。いつものように家の周りを掃除してからHPを更新した。

さて今日は久々に仕事で外出。12時前に家を出て高根町に向かった。今日は雲一つない好転であったため、初夏の高根町の風景は美しかった。

まず商工会を訪ねて指導員さんと一緒に企業に向かう。現場を見せてもらったり、あれこれ話しているとあっという間に時間が経っていた。家に戻りすぐに事務所に向かう。こまごまとした作業をした。その後、軽く夕食を食べてクライアント先のある大月市に向かう。帰宅するのは遅くなりそうなので、今日の日記を締めることにする。

今日は本を読んでいる時間が取れなかったが、昨日読み始めた五木寛之の「大河の一滴」のなかから、心に浸み入る文章を一部紹介する。

私たち人間は小さな存在である。・・・(略)・・・

ルネサンスは、「人間は偉大である!」と力強く宣言した時代である。それまでの教会と神の権威のもとでは、人間は卑小でちっぽけな存在でしかなかった。しかし、その小さな存在である人間たちには、現代の私たちのように、自分らが宇宙の最強の生物であるというおごりはなかったにちがいない。

私たちはふたたび、人間はちっぽけな存在である、と考え直してみたい。だが、それがどれほど小さくとも、草の葉の上の一滴の露にも天地の生命は宿る。生命という言いかたが大げさなら、宇宙の呼吸と言いかえてもいい。

空から降った雨水は樹々の葉に注ぎ、一滴の露は森の湿った地面に落ちて吸い込まれる。そして地下の水脈は地上に出て小さな流れをつくる。やがて渓流は川となり、平野を抜けて大河に合流する。

その流れに身をあずけて海へと注ぐ大河の一滴が私たちの命だ。濁った水も、汚染された水も、すべての水を差別なく受け入れて海は広がる。やがて太陽の光に熱せられた海水は蒸発して空の雲となり、ふたたび雨水になって地上に注ぐ。

人間の生命は海から始まった。人が死ぬということは、月並みなたとえだが、海に還る、ということではないのか。生命の海に還り、ふたたびそこから空にのぼっていく。そして雲となり露となり、ふたたび雨となって、また地上への旅がスタートする。

以上である。実に文学的で美しい文章だ。そして奥深い・・・。

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2004.6.5(土) 昨夜寝たのが遅かったので、起きたのは6時前と寝坊した。さっそく玄関先でたばこを一服。今日も雲一つない快晴である。気持ちがいい朝だ。自然に感謝。

居間に戻って新聞記事をスクラップ。日本経済新聞の地域経済欄に「大学生に起業のチエ伝授」という記事が掲載されている。今日わたしが午前中講師を務める「創業塾(商工会連合会主催)」を取り上げたものである。

記事を読むと、山梨県内の大学生に重点を置いて、起業に必要な知識やノウハウを伝授して、創業を促すとあるが、おいおいちょっと待て、といいたい。起業するにはそれなりの社会経験と人間形成が必要である。大学を出てすぐに起業するなど論外である。今まで親のすねをかじっていて社会経験のない学生が起業したらどんなことになるのかは、火を見るよりも明らかであろう。

わたしは、起業とはどういうことか、経営者はどんな人生観と覚悟を持つべきか、を話そうと思っている。そのためには、社会経験をしっかりと積んで人間として研鑚することが必要不可欠である。安易な起業を進めるつもりは全くない。

むしろ、起業するなら社会経験をしっかり積め、と話すつもりである。まぁ当たり前のことであるが、当たり前のことが分っていない人が多すぎるのである。

同新聞の土曜日版日経プラス1には「町おこしで新名物、食を通じ土地を知る」という記事には、食による町おこしの例として、喜多方市(福島)のラーメンや、ひたちなか市(茨城)のトンカツ、宇都宮市(栃木)のギョウザなどが紹介されている。食をテーマにした町づくりは面白い。食というのは人の心を惹き付けるからだ。

例えば、小売店の場合、その立地環境に大きく左右されるため、店の内容にかかわらず立地が悪いと成立しないことが多いが、飲食店の場合は立地環境が極端に悪くても繁盛店になる場合がある。食にこだわるお客様が「他では食べられない美味しいものを食べたい」という明確な目的をもって店を訪れるからである。

仏教的にいえば「煩悩」の最たるものであるが、「煩悩」があるから人間面白いともいえるのである。犬や猫には「煩悩」はない。だから心はいつも穏やかだと思う(犬や猫になったことがないから真偽のほどは分らないが)が、美味しいものを求めて遙か遠くまで彷徨うなどということはしない。とりあえず腹が膨れれば満足するのである。だから面白くない。でも人間は「もっと美味しいものが食べたい」という煩悩があるからこそ、不味いものを食べたときは腹立たしくなるが、美味しいものを食べたときは幸せな気分になるのである。

しかし、こんなのは本当の幸せとはいえない。こんなものが幸せなら、人生とは何とも儚いものである。本当の幸せとはその人の心が感じるものである。お金が無くて贅沢な暮らしができなくても、美味しいものを食べられなくても、本当の幸せは、今あなたの目の前にあるのである。

ただそれが幸せだと感じないだけである。人生とは、幸せを感じるためにある、と最近、つくづく思う。毎日、幸せを感じて生きていきたい。

さて今日は商工会連合会主催の創業塾の講師を務める。会場は山梨学院大学である。「創業の心構え」というテーマで持論を話した。今回の創業塾の特徴は大学生が参加していることである。申込者50人中21人が大学生であったので、彼らに創業とは何ぞや、ということが伝わるように話しをしたつもりである。久々のセミナーだったので思ったように話すことができなかったが、わたしの思いは伝わったと思う。午後からは起業家による創業体験談。(有)まこふじの藤原信さんが講師を務めた。藤原さんは創業塾の受講生OBであり、夢甲斐塾の3期生でもある。

以前、いろいろと話しをしたこともあったので、久しぶりにお会いできたことが嬉しく、受講生に交じってわたしも話しを聞いた。わたしよりも10歳も年下の藤原さんの若い感性が眩しく感じた。創業塾から彼のような経営者がどんどん輩出されることを期待したい。

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2004.6.6(日) 5時前に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。居間に戻って新聞記事に目を通す。山梨日日新聞に昨日の創業塾の記事が「開業の手法、学生も学ぶ、甲府で創業塾始まる」と題して掲載されているので全文引用する。

本年度の第一回創業塾(山梨県商工会連合会など主催)が五日、甲府・山梨学院大で開講した。今回は独立開業を目指すサラリーマンや主婦ら二十九人に加え、同大と大月短大の学生二十一人も参加し、社会人に交じって新規開業のノウハウなどを学んでいる。七月三日までの毎週土曜日、計五日間の基礎コース。中小企業診断士らが講師を務め、創業の心構えやマーケティングの基礎知識などを指導する。コース後半は参加者が各自のプランを立てて発表する。五日の講義では、創業塾卒業生で二〇〇〇年六月に機械設計エンジニアリングなどの「まこふじ」(韮崎市)を設立した藤原信社長が会社設立の経緯を紹介。「ビジネスの相手はサラリーマンが多いので、一度はサラリーマンを体験してほしい」などとアドバイスした。

以上である。さて今日は日曜日。坐禅会の日である。いつもよりちょっと早めに家内と一緒に円光院に向かった。本堂に入り坐禅の準備をする。窓を開け放した本堂には外に広がる自然の息吹が心地よい音となり伝わってくる。先週初めて坐禅を組んでいて「気持ちよくなった」のであるが、今日はどうか、と坐禅に取り組む。

しかし、そのように取り組むことがよくないのだ。「思い」をもって坐禅をしてはいけない。「思い」を抜かねばいけないのだ。そのためか、なかなか「気持ちいい」状態にはならない。一瞬「ふっ」と気持ちよさが訪れてもすぐに逃げてしまう。今日はその繰り返しであった。まだまだである。

坐禅か後は茶礼に参加。住職が本を朗読してくれた。その本には大河の一滴という本のことが引用してあったが、作者は五木寛之ではなかった。五木寛之以外に同じ題名の本を出している人がいるようだ。話題は最近わたしが注目している玄侑宗久さんのことに及んだ。なんでも玄侑さんの奥さんのつながりで富士吉田市にちょくちょく来るらしい。いつものように長老のNさんの話しで締め括った。Nさんはいつも含蓄のある話をしてくれる。写真は円光院の光景である。

家に戻って、朝食を食べる。いつものことだが、坐禅会の後に食べるご飯は本当に美味しい。お代わりをしてしまった。その後横になって五木寛之著「大河の一滴」を読む。そして読破。読み始めてから三日とちょっと時間が掛った。その「あとがきにかえて」に「なお、後になって、昭和五十六年に、本書と同名のドキュメント『大河の一滴』が読売新聞出版局より刊行されていることを、早速さがして目を通してみた。著者は大森黎さんで、第二回の読売『女性ヒューマン・ドキュメンタリー』大賞を受けておられる。」と書いてあった。ふぅん、そんなこともあるのか、と思った。

ところで、五木寛之の「大河の一滴」は奥深い本であった。この本がベストセラーになったことが理解できた。心に残った一節を紹介したい。

本来、人間は豊かな情念とか感覚をもっています。大きく喜ぶためには、大きく悲しまなければならない。深く泣ける人でなければ本当の笑いを笑うことはできないのではないか。

希望というものは絶望と背中あわせになっていて、深く絶望する者だけが本当の希望をつかむことができる。明るさと暗さは相対的なものであって、どちらか片方だけを見る考え方は必ず行き詰まってしまいます。

以上である。五木寛之さんの本を読むと、単に「プラス発想」とか「前向き発想」とかいっていることが、はたしてどうなのか、考えさせられる。以前のわたしは、どんな状況に陥ってもそれを受け入れプラスに転換することを説いていたが、言葉でいうは易し行うは難しである。

昨日の創業塾では、どうしても前向きになれないときは、悲しみや苦しみの中にどっぷり浸かってみることが必要である。浸かるということは受け入れることであり、それを肯定しプラスに転換するまでに時間が掛ることもあるが、それはそれでいいのではないか、ということを話したしだいである。今日は昼過ぎにファミレスで仕事の打ち合わせをして、その後事務所で「週刊メッセージ」を作成した。仏教を学ぶシリーズも9回目となった。しばらくは、仏教シリーズを書き続けるつもりである。

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2004.6.7(月) 5時過ぎに起床。さっそく玄関先でたばこを一服。今日は雨である。そういえば昨日梅雨入りしたと報道されていた。しばらくじめじめした日が続きそうだ。

居間に戻って新聞記事に目を通す。月曜日はいつもこれといった記事がないのであるが、今日は複数の記事が目に止まった。

ひとつめが、日本経済新聞に掲載されている「日本製欠陥品増える」という記事だ。なんでも製品事故の情報を集めて経済産業省に報告する学識経験者らが委員会で原因を分析する製品評価技術基盤機構が三月にまとめた2002年度の調査報告書によると、家電製品の事故原因は設計ミスを含む「製品自体に問題」が59.9%もあり、これは1999年度の22.4%から、三年連続して急増しているとのことである。その原因として、製品がデジタル化して内蔵するソフトウェアが複雑になっていること、業務の外部委託が製造から設計にまで広がったこと、設計の中核的人材として期待されている大学院修了者が期待したほど力を発揮していないことなどを挙げている。

ふたつめも同新聞の「モーダルシフト」という記事である。記事によるとモーダルシフトとは、トラックや航空機から鉄道や海運などの環境負荷の小さい輸送手段へ転換することである。温暖化ガスの大部分を占める二酸化炭素は、トラックで運んだときの発生量を100とした場合、船は22、鉄道は12に減少するという。京都議定書に基づいて日本が約束した温暖化ガスの削減目標は、2008-20012年に1990年と比べて6%を削減することとなっているが、現実には進んでおらず、2002年の二酸化炭素排出量は1990年と比べて11%も増えており、運送部門では21%も増えているとのことである。地球の存続を左右する環境問題に対する取り組みはは遅々として解決に向かっていない。いやそれどころか、悪化しているといえよう。

最後に、やはり同新聞に掲載されていた「わがまち創造、山梨・長野の有志、共同PRへ連携」である。このHPで何度か取り上げたが、元外相の柿沢弘治さんが呼びかけ、観光カリスマである舩木上次さんが応じて4月に建国宣言した「八ヶ岳連邦国」のことを紹介している。連邦国の最大の目的は行政区域の壁を取り除くことだという。舩木さんは従来の行政区域に縛られたの地域の閉鎖性を打破しようと、立ち上がったのである。

わたしが力になることはありそうもないが、心からエールを送りたい。

さて今日は、恒例のトイレ掃除をしてから入浴して、事務所に向かった。午前中は夢甲斐塾の資料を作成。これがけっこう時間がかかった。昼間家で食事をしてから郵便局に行って切手を購入した。その後また事務所に戻り、明日の仕事の準備などをする。17時半過ぎに家に戻り、着替えてから、家内と一緒にフランス料理店ベルクに向かう。

今日は山本恵理ニューヨークトリオのジャズコンサートがあるのである。山本恵理さんがベルクでコンサートを開くようになってから今年で三年目。一年目に何気なく聴いたコンサートが素晴らしく、わたしは山本恵理さんの大ファンになった。そして毎年行っているのである。

時間前にベルクに到着。待つことしばし、山本恵理トリオが登場した。その演奏はやっぱり素晴しく感動した。年々洗練されていくのがわかる。コンサートの後は食事タイム。わたし達夫婦の席に長谷部社長が同席してくれて、いろいろと話しをさせていただいた。そして、嬉しい提案をいただいた。感謝・感激・ありがとうございます。

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2004.6.8(火) 5時に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。入梅したので湿気が高いが、涼しく快適な朝である。しばらく、ぼ〜っと煙草を燻らせる。

それにしても昨夜の山本恵理トリオのジャズコンサートは素晴しかった。そしてベルクのコンサートは昨夜で205回目になったという。今後は300回を目指すとのこと。

毎月一回のコンサートを休まずに継続しているのである。もはや他の追随を許さない。継続するということは偉大である。山本恵理さんもニューヨークに渡って来年で十年になるそうだ。よりいっそう花開いてもらいたい。

居間に戻って新聞記事をスクラップ。山梨日日新聞の「代替フロン2010年に3倍」という記事が目に止まった。

代替フロンって何?と記事を読むと、エアコンの冷媒やパソコンのほこり飛ばしスプレーなどに使われているハイドロフルオロカーボン(HFC)、半導体製造などに使われるパーフルオロカーボン(PFC)、変電所の絶縁ガスに使われる六フッ化硫黄の三種類のことで、何と、地球温暖化の原因となる温室効果が二酸化炭素(CO2)の二万倍以上という物質もあるという。今後排出量が急速に増え、日本における2003年の代替フロンの排出量はCO2換算で2580万トンに対して、2010年前後には最大で7370万トンに達すると試算されるそうだ。

この日記を書いていると、TVでは「デイ・アフター・トゥモロー」という地球温暖化が原因で人類が破滅するという映画についてコメントがされていた。地球温暖化がこのまま進めば、この映画が現実のことになるのである。

さて今日は富士吉田で一日仕事である。7時過ぎにはお風呂に入り、8時15分に家を出る。富士吉田商工会議所に到着したのは9時半。担当のMさんと打ち合せをしてから、ヒアリング先に向かう。今日の仕事の内容はいえないけれど、精神的にハードなのである。昼間は富士山麓の自然の中にある人気のうどん屋さんに連れて行ってもらった。風流な建物でうどんも美味しい。しかもMさんにご馳走になってしまった。ありがとうございます。

午後からは2件を訪問。終了したのは17時過ぎ。商工会に戻って打ち合せをする。それにしても精神的にハードな一日であった。どっと疲れが出る。自宅に戻ったのは20時ちょっと前である。そして今、日記を書いている。早く寝よう・・・。

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2004.6.9(水) 6時に起床。寝坊した・・・。さっそく玄関先でたばこを一服。今日も湿度は高いが気温が低いので涼しい朝である。

居間に戻って新聞記事に目を通す。山梨日日新聞に、金星が太陽を横切るという、何と日本では130ぶりの現象が昨日の午後観測されたという記事が掲載されている。金星の太陽面通過と呼ばれているとのことである。太陽の左上に黒い点となった金星の写真が掲載されており、幻想的であった。次に金星が太陽を横切るのは130年後ということか、その時地球はどうなっているのだろう・・・。

日本経済新聞の経済教室は「日本型年功制を生かせ」という東大教授の高橋伸夫さんの注目すべき考え方が掲載されている。「成果主義によって人が懸命に働くことはない」と成果主義の無効性を強く主張している。わたしが学んだ経営理論でも「仕事をやる気になる(動機付ける)」ためには、仕事そのものの魅力、上司の正当な評価などが挙げられており、お金だけではやる気を引き出すことはできないとされていた。高橋教授の主張もこれにそったもので、成果に対して金銭的な報酬を与える成果主義を導入すると、それが仕事と満足の間に割り込んで「仕事→金→満足」とお金のために仕事をするようになってしまうという。だからお金がなくなると満足が得られなくなり、仕事をする気がなくなるのだという。そして、十年先の未来を考えた人材を育成するためには、成果主義よりも日本型年功制というシステムが適しており、若者が日々の生活不安におびえることなく、仕事に夢中になって取り組めるような日本型年功性的な環境作りを心がけてほしいと、訴えかけている。

わたしも能力主義を取り入れた賃金制度作りのお手伝いをしたことがあるが、従業員を評価することの難しさを痛感した。そして上司が部下を客観的に評価することなど不可能だと感じたのである。評価するのに時間を費やすよりも人材を育てることに時間を費やすべきだという高橋教授の主張は説得力があり、考えされられた。

さて今日は午前中事務所にお客様がいらっしゃった。以前、商工会議所からの依頼でちょっと相談に乗ったことがある方からわたしのことを薦められたという。有り難い話である。創業を希望している方であるが、いろいろと話を聞いてアドバイスさせていただいた。今後も継続的にアドバイスさせていただくことになりそうだ。誠に有り難いことである。

午後からは、先週訪れてヒアリングをした企業に対する提案書を作成した。気が付くと夕方である。一旦家に戻って長坂町に向かった。おいでやという商店街活性化の拠点施設で会合があるのである。写真は会合が始まる前のおいでやと幻想的な空模様である。

会合が終了したのは22時、家に戻ったのは23時前である。そして今、日記を書いている。

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2004.6.10(木) 6時に起床。寝坊してしまった・・・。さっそく玄関先でたばこを一服。ちょっと蒸すけれども涼しい朝である。居間に戻って新聞記事に目を通す。

日本経済新聞に掲載されている「牛丼各社、苦戦続く」という記事が目に止まった。米国産牛肉輸入禁止後の牛丼チェーン各社の経営状況は厳しいようだ。五月の既存店売上高は「すき家」を除く大手三社とも前年を下回った模様。「吉野家」は四月に続いて三割減、「なか卯」は18.1%減と減少幅が広がった。「松屋」は二ケタ減だった四月に続き芳しくないらしい。牛丼一本の吉野家だけでなく、複数のメニュー展開をしている松屋まで二ケタ減ということは、日本人がいかに牛肉が好きか、ということを現している。そういえば、わたしも最近吉野家に行っていないことに気がついた。豚丼も悪くないがやっぱり牛丼にはかなわない。

同新聞の「経済教室」は「上司・部下関係の再構築を」と題して、中央大学教授の佐久間賢さんが小論文を発表している。それによると、職場における上司・部下関係の混乱を分析すると、米国型モデルによる経営改革が必ずしも優れているとは言えない。日本の優良企業の経営モデルにならって、上司の強いリーダーシップによる変革を進める必要がある、とのことである。具体的事例としてトヨタ系の工場を取り上げ、会社の幹部が「仕事をしてもらう」という意識を持ち、職場の上司と部下が相互に信頼し合い、チームワークで問題解決を図っている。また、職場を運営する優れたリーダーを長期的に育成する政策をとっている。つまり人間尊重の経営政策を重視していると書いてある。

一時、グローバルスタンダードという言葉がもてはやされ、米国型経営を取り入れる大企業が少なくなかったようだが、やはり日本には適合しないようである。あくまでも人間重視、これが日本企業の選択すべき道である。

さて今日は、ベルクラシックで行われたコープやまなしの総代会に出席した。なんとわたしがコープやまなしの員外理事を務めさせていただくことになったのである。きっかけは、今年の二月に生協連の講師として招かれて話をさせていただいたことである。さまざまな出合いが仕事につながっていく。誠に有り難いことである。折しもわたしは最近環境問題に興味を持ち始めているから、コープやまなしのお手伝いをさせていただくことはこの上ない喜びでもある。総代会の後、美味しいお弁当まで頂くことができて、感謝・感激である。写真はベルクラシック周辺の光景。

家に戻り、ちょっと時間があったので玄侑宗久著「アミターバ」を読破した。それにしても最近仕事が重なったので本を読む時間が取れずに、読み終わるのにずいぶんと掛かってしまった。玄侑宗久さんのエッセイはほとんど読んだが、小説は初めてである。たっぷりと玄侑宗久ワールドを堪能させていただいた。そして、「この世」と「あの世」がどうつながっているのかをイメージすることができた。やはり「あの世」は幸せに充ち満ちた「光」の世界であった。

一人の人間が死ぬということは、決してそれで終わりということではなく、本来のすがたにもどることである。宇宙の物質の構造と人間のそれとは同じであるから、生きているということは、たまたま人間という形をしていることであり、その形がなくなっても物質の構造は残るということらしい。わかりやすく云うと、死ぬということは宇宙に帰るということである。しかし、生きているわたし達に見える宇宙と、わたし達が死んでから帰る宇宙とは次元が異なるということである。いずれにしても、わたし達の存在は死んでも決してなくならない、いやむしろ、もっと普遍的な形で存在し続けるのである。

死んでも、わたし達の存在はなくならないと、わかっても、死ぬことに対する「恐怖」は完全になくなることはない。しかしわたし達は必ず死ぬ。だから「今」を大事にしようと思った。

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2004.6.11(金) 5時に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。今日も湿度が高いが涼しい朝である。幸い雨は降っていないので、掃除日和でもある。

居間に戻って新聞記事に目を通す。山梨日日新聞に昨日員外理事として出席したコープやまなしの総代会の模様が写真入りで掲載されている。

本年度は「地域と共に 次のステップ!進化していくコープやまなし」のテーマで、食と農(環境保全型農業や地産地消の推進)、環境(エコオフィス化、廃食用油の再資源化、おからの飼料化事業の推進)、地域サポートの三本柱で事業を展開していくことを決定したと書いてある。

わたしはこれから月に一回開催される理事会に出席して、経営コンサルタントの視点で意見を言うなどお手伝いをさせて頂くことになる。

また同新聞に「サラリーマンは懐具合つらいよ」という記事が掲載されており、目が止まった。

サラリーマンお小遣い調査(消費者金融のGEコンシューマー・ファイナンスが発表)によると、サラリーマンのお小遣いは1ヶ月平均38,300円と昨年よりも4,400円減少したとのことである。

この調査は1979年から開始したそうで、今回の数字は過去3番目に低いという。そして40,000円をきったのは82年以来ということだ。同記事には、景気には明るさがみえてきたが、サラリーマンの財布の中身はデフレが続いているようだ、と書いてあるが、いやいや、明るさがみえてきたのは見かけであり、景気はこれから10-20年はいっこうに明るくならないのである。覚悟すべし!

それにしても、世のお父さんのお小遣いは4万円を切っているのか。そういうわたしは・・・と考えてみると、お酒とたばこだけで2万円弱。それに外食やら、なんやらいれると・・・う〜んけっこう使っているなぁ、もっと質素にせねば・・・。

さて今日は駅前掃除の日だ。6時前に甲府駅北口に到着した。すでに夢甲斐塾3期生のMさんが到着している。最近はご主人一人での参加が多かったので久しぶりである。

さっそく掃除を始める。すぐに4期生候補のAさんが到着。しばらくして1期生のNさん、2期生と3期生の両Sさんがやってきた。今日もファーストフードの食べ残しが目立つ。そしていつものようにたばこの吸い殻が多かった。

仕事が忙しいNさん以外はいつものファミレスへ移動して食事会兼意見交換会。今日の話題は、夢甲斐塾4期生の申込状況、ベルクのこと、玄侑宗久さんのこと、七田眞さんのこと、教育のことなどであった。7時半過ぎにファミレスを出て家に戻ったのは8時。いつものように家の周りを掃除してから、お風呂に入り、その後HPを更新した。

今日は甲府商工会議所の小売り商業部会に招かれ、「儲かるお店の秘けつ」という題名で話しをさせていただいた。「儲かるためには、儲けようと思わないこと」という禅問答のような話しであるが、参加者は熱心にわたしの話しを聞いてくれた。

有り難いことである。話しの後の質疑応答では、話しに共感したという意見をいただき、大変恐縮した。誠に有り難いことである。感謝!

その後お弁当をいただき、雑談をしてから、石和商工会に向かった。経営なんでも相談室の相談員を務めるためである。今日対応させていただいたお客様は三人。なかには以前お手伝いさせていただいたお客様もあり、大変懐かしく、また嬉しかった。これまた、有り難いことである。

相談室終了後、商工会を出て甲府に戻る。中心部にある古名屋ホテルで中小企業診断士の団体である診断協会の総会に出席した。総会の後は親睦会で先輩診断士の話しをいろいろと聞かせていただいた。これまた、有り難いことである。

親睦会終了後、せっかく中心まで来たのだからと、馴染みの飲み屋さん「じゃんじゃん」に向かった。久々にふ〜ちゃんと話しをした。楽しいひとときを過ごすことができた。これまた、有り難いことである。代行を呼んでもらい、家に戻ったのは24時前である。ばたんきゅーと眠りについた。

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2004.6.12(土) 6時に起床。また寝坊してしまった・・・。さっそく玄関先でたばこを一服した。このところ朝から湿度が高かったが、今日は湿度が低く、爽やかな朝であった。おまけに雲を通して太陽の光を感じることができた。

居間に戻って、新聞記事に目を通す。日経流通新聞に掲載されている「百貨店協、地方都市再生策を研究」という記事が目に止まった。

日本百貨店協会は、百貨店を核とした地方都市の中心市街地再生を目指す「地域商業活性化プロジェクト」を立ち上げたとのこと。市街地の衰退と共に経営危機に直面する百貨店が少なくないなかで、地域再生に業界をあげて積極的に参画していくとのことである。これまで地方都市の活性化は施設建設などハード面が中心であったが、これからは、行政と住民と百貨店が三位一体で中心市街地再生に取り組むことが必要だと認識したとのことである。

同新聞には、「百貨店離れ4人に1人(買い物時間調査)」という記事が掲載されている。消費者の買い物行動の多様化が進む中で、百貨店が一番影響を受けているということだ。同新聞の調査では「三年前と比べて利用が減った店」として百貨店を挙げた人は、平日で24.8%、土曜日が26.4%、日曜日は29.5%に上ったそうである。とくに日曜日の百貨店離れが深刻で、女性では32.8%が、年代別では50-60代の35.2%が利用が減ったそうだ。

甲府市の中心街を例にとると、岡島百貨店の存在が中心部の核となっている。同百貨店の盛衰が中心部の盛衰と直結していると言っても過言ではない。これまで、百貨店と行政と住民が三位一体で再生に取り組んだことはなく、今回の日本百貨店協会の取り組みには期待できそうだ。

さて今日の午前中はのんびりと過ごした。いつものように渡辺篤史の建もの探訪を見て、ごろごろしながら本を読んだりした。今読んでいるのは来週開催される読書研究会の課題本「武士道」であるが、これがなかなか難しく、なかなかページが進まない。

午後からは事務所に行き、今日やらねばならぬ仕事をした。切りがついたところで買い物に出掛けた家内を迎えに行った。写真はその時に撮影した梅雨の空である。

自宅に戻る途中で馴染みの洋服屋さんタマヤに寄る。バーゲンセール中で三割引になっていた甚平を購入した。いつものようにコーヒーとお菓子をご馳走になった。有り難いことである。

家に戻ったのは17時前。そして今、日記を書いている。今日はこれで店じまいにしよう。明日の朝は坐禅会である。

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2004.6.13(日) 5時半に起床。今日は坐禅会の日である。さっそく玄関先でたばこを一服。雨が降っているけれど湿度が低く、爽やかな朝である。居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞に掲載されている連載記事「消費回復の足音」が目に止まった。

夢をかなえる「夢追い消費」の主役を「金時(きんとき)持ち」というらしい。それは現役を退いたばかりの元気なシニア層だとのこと。今後は1947-49年生まれの「団塊世代」の退職が2007年度から本格化するため、金時持ちはさらに増えるという。団塊の世代の退職者は数にして実に105万人に及び、過剰雇用のスリム化やパートへの置き換えが進むとしても「65万人程度の正社員の新規雇用が生まれる」と予測されている。現在、15-29歳の失業者数は03年で約119万人であるが、その半分強は団塊の世代の退職により吸収される計算だという。

これは今の若者にとって朗報であろう。現在、フリーターが増えている現象はマクロ的に考えると極めて深刻な問題である。

同新聞の「ニュース入門」では「包括根保証」を取り上げている。記事によると、金融機関がお金を貸し出すときにリスクを避けるため担保や保証を求めるが、保証には、債務を特定する普通の保証のほかに、継続的な取引で変動する債務を保証する「根保証」があり、その「根保証」には限度額、期間を定めない「包括根保証」があるという。この「包括根保証」の問題は、保証した個人の負担が際限なく膨らむ恐れがあることで、経営者の知人などの第三者が保証人となった場合は、保証人が知らない間に経営者が借金を増やし、過度な債務を背負う可能性があることである。法務大臣の諮問機関である法制審議会は、この「包括根保証」を禁止する試案をまとめ、限度額を定めない契約は無効、期間は金融機関と保証人が合意した場合、5年以内としているとのことである。

これは、いいことだと思う。現在の「包括根保証」では金融機関に有利に働くことが多く、保証人が不利ことが多いからである。金融機関はリスク回避を担保や保証人に求めるのではなく、企業の経営計画をきちんと審査して貸し出しの有無を決定することが求められる。

さて、6時10分前に家内と一緒に円光院に向かう。6時から座禅会が始まる。昨夜NHKで放映された「永平寺104歳の禅師、迷いの時代を安らかに生きる禅の機能とは」のなかで104歳の禅師が言っていた、「坐禅とは息になり切ること」という言葉を思い浮かべて、「ひと〜つ」「ふた〜つ」と心の中でひたすら息を数えた。そのお陰か、前半後半とも「心地よい気持ち」を体感することができた。やはり坐禅はいいなぁとあらためて実感した。

坐禅会の後は、恒例の茶礼。お茶をいただいた後、和尚さんの朗読を聞き、時事問題などを語り合った。どれも参考になる話しであり、感謝・感激・有り難うである。茶礼は8時過ぎに終わり、家に戻って朝ご飯をいただいた。それにしても坐禅を組んだ後にいただくご飯は本当に美味しいものである。これまた、感謝・感激・有り難う。

朝食の後は、しばし休んでからHPを更新し、事務所に向かった。週刊メッセージを作成するためである。いつもは夕方作成するのであるが、今日は先に片付けることにしたの である。引き続き仏教シリーズ。参考文献を見ながらわたしなりの般若心経の解釈をまとめている。完成後は自宅に戻ったのは14時。写真はいつの間にか晴れ渡った空。

まず昼ご飯を食べて現在読書中の「武士道」を読破した。 正直言って期待したほど面白い本ではなかったが、参考になったところも少なくなかった。その後、本田健著「お金と幸せを呼び込む経済自由人という生き方」を読み始めた。

夕方、家族と一緒にショッピングと外食に行った。息子の林間学校で必要なものを探しに本当に久しぶりにイトーヨーカドー昭和店に行く。写真は梅雨の合間の美しい空の光景。

その後、グランパーク内にあるユニクロに行く。駐車場で本を読みながら待っていたところ、夕焼け空が美しかったので写真を撮影した。

買い物の後は食事タイム。最初お好み焼きチェーン店に行ったが、満席なので、焼肉チェーンの牛角に行く。まだ入ったことがないからいい機会だと思ったのである。ここも混んでおり、待たねばならなかったが、もう他を見つけるのも面倒だからしばらく待つことにした。それにしても、最近家族で外食するときはいつも焼肉である。

「ご馳走様と」店を出たときは、もう当分肉はいらない・・・という気分であった。家に戻ったのは21時過ぎ。そして今、日記を書いている。

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2004.6.14(月) 6時に起床。今日は新聞休刊日なのでいつもより遅く起きたのである。さっそく、玄関先でたばこを一服。ぼ〜としながら煙を燻らせた。今日は涼しく爽やかな朝である。今週は梅雨が一休みという感じで晴れる日が多いらしい。

今日は新聞がないので、昨日読み終えた、新渡戸稲造著(奈良本辰也訳)「武士道」を読んで、感じたことを書くことにする。まず何といっても「序文」に書いてある次の一節から、今の日本における道徳の荒廃と精神の貧困はすでにこの本が書かれた頃に芽生えていたことがわかった。それは次のようなことである。

約十年前、著名な学者の家で歓待を受けていた新渡戸氏が、その学者と散策中に、次のような会話を交わしたという。

「あなたがたの学校では宗教教育というものがない、とおっしゃるのですか」と著名な学者がたずねられた。私が、「ありません」という返事をすると、氏は驚きのあまり突然歩みをとめられた。そして容易に忘れがたい声で、「宗教がないとは。いったいあなたがたはどのようにして子孫に道徳教育を授けるのですか」と繰り返された。

そうなのだ。日本では明治維新により教育機関での宗教教育が排除されるようになったのである。梅原猛さんによると江戸時代までは武士は塾に行き儒教道徳の教育を受け、庶民は寺子屋で仏教道徳の教育を受けたという。梅原猛さんによると明治政府ができたとき、廃仏毀釈と神仏分離が行われ、神さまと仏さまを分けてしまうという政策をとり、古い神さまや仏さまを否定して、神さまは天皇とその祖先だけでいいじゃないか、すべての神さまは天皇とその祖先に従えばいいじゃないかという新しい宗教が形成されたという。

梅原猛さんは明治時代の神道は、ほんらいの神道ではなく、歪められた神道だという。しかし、歪められた神道のなかにも道徳というものは根付いていた。しかし、日本が第二次世界大戦に敗れ、米国が教育カリキュラムを作成したことにより、その道徳すら喪失したということだ。

わたしは、これこそ、今、殺伐とした空気が色濃く漂う日本の根本的な問題だと思う。

さて、話を武士道に戻すと、当時の日本に対する西洋人の対応について、次のような感想を述べているところが印象に残った。

一国の歴史をあざけることがあってよいのだろうか。いかなる国民の来歴も、(略)未開とされるアフリカの人びとの経歴さえ、神御自身の手によって書かれた人類史の一ページではないか。

この地上からすでに滅亡した種族さえ、(略)種族自体が神の書きたもうた印であり、あるいは黒く、あるいは白く、それぞれの皮膚のように、明瞭にその跡がたどれるのである。

これは当時のキリスト教の伝道事業を批判したものであり、西洋人の横柄さを描いているものだと思われる。自分たちが唯一正しい存在だと信じこんでいる西洋人の進めている近代文明が、今完全に行き詰まっていることを考慮すると、新渡戸稲造氏の思いは、現代を生きているわたし達の思いとまったく同じであるといえよう。

さて今日は、一日内勤である。恒例のトイレ掃除をしてから入浴して事務所に向かった。午前中は資料の整理と細々とした仕事を片付ける。家に戻っての昼食は朝ご飯の残りと質素なものであった。これからは質素な生活を心がけるぞ。写真は昼食の後で金融機関に行ったときに撮影した昼下がりの光景である。

午後からは事務所で報告書を作成した。思った以上に時間が掛かって予定したところまで仕上げることができなかったが、なかなかいいものができそうだ。夕方はクリーニング屋さんに行って冬物を出した。これで残り僅かとなった。月曜日はサービスデイなので混んでいて時間が掛かったが、以前だったらきっとイライラしながら待っていたと思うが、今日はイライラしなかった。これも坐禅を続けているお陰であろうか。感謝・感激・ありがとう。

その後事務所に戻り、報告書の作成を続ける。気が付くと20時半である。今日はこれで店じまいとすることにしよう。

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2004.6.15(火) 5時前に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。今日は青空が一面広がっておりいい天気である。東の空がうっすらと赤く色づき美しい。自然の恵みに感謝である。

居間に戻って新聞記事に目を通す。日本経済新聞に月に一回入っている「日経4946File」の特集は「個人消費」についてである。これによると、日本経済を支えているのは個人消費であり、2002年度のGDP(国内総生産)497兆6千億円のうち約57%を占めるという。つまり283兆6千万円が1年間に支出された個人消費ということだ。また個人消費とは個人が食料品や家電、自動車などを購入することをいい、企業が機械やトラックを購入したり、店舗や工場を建設(購入)することを設備投資という。最近は「新・三種の神器」といわれる「薄型テレビ、DVDレプレーヤー、デジタルカメラ」がよく売れているという。この「新・三種の神器」が機関車のように景気を引っ張っているため、今の景気は「デジタル景気」と呼ばれるそうだ。

山梨県内をみても、デジタル家電関係の製造業の業績がいいという話しや統計があるから、やはり今はデジタル家電が好調なのだろう。読者のみなさまは、最近「新・三種の神器」を購入されたであろうか。実はわが家は「デジタル家電」ではいつも世間より遅れており、仕事の関係上デジタルカメラこそあるものの、薄型テレビもDVDプレーヤーもない。そしてまた、今後も今使っているビデオプレーヤーと厚型?テレビが壊れない限り購入するつもりはない。だいたい、ほとんどの家庭に普及していると思われるビデオカメラすらないので、息子どもの記録はデジタルカメラによる静止画としてしか残っていない。そのためビデオプレーヤーもほとんど使用したことがない、というデジタル後進家庭であるが、慣れているから全然不便ともなんとも感じていない。

さて、「日経4946File」の特集に戻ると、「新・三種の神器」のうち、普及が最も速いのはデジタルカメラであり、今年3月末には全世帯の51.8%が保有しているそうだ。DVDプレーヤーも同3月末には35.4%が保有しているそうだ。また、最近は消費者心理が改善しており、今年のGWに旅行をした人は昨年を24%上回ったらしい。今年4月の完全失業率も4.7%と2001年3月以来3年ぶりの低水準になり、同4月の完全失業者は335万人と前年同月より50万人減ったという。しかし、25歳未満の完全失業率は10.8%と高水準が続いているそうだ。

改善に向かっているようにみえる景気であるが、企業がコストを削減するために、正社員ではなく派遣社員などを採用し、また成果主義の導入などで総人件費を削減しているため、個人は景気が回復しても給料が増えるとは思ってなく、消費に慎重になっているため、個人消費が持続的に拡大するかは不透明である、と結んでいる。

まぁ、新聞などでは統計資料などに基づき、景気が回復基調であると書いてあるが、わたしは全然そんなのを信じていない。それは見せかけの景気回復であり、日本経済に巣くっているドロドロした膿はこれからドンドン表面化すると思う。膿が出尽くして、健全な経済に回復するまでには、あと10-20年はかかりそうなので、それまでは景気は回復しないと思っているのである。

さて今日は午前中事務所で仕事。昨日の続きで、ある企業の経営再生診断報告書を作成した。今年はこの再生診断を依頼される件数が多くなりそうである。ある意味、奥の深い仕事であり、適切にアドバイスすることが求められる。1件完成させてから自宅に戻って昼食をいただく。

午後からは、先日理事を拝命したコープやまなしの会議である。会場に到着すると、わたし用の名刺をいただいた。有り難いことである。みんな本当に熱心に取り組んでいる。自主的に参加している人が多く、生き生きとしている姿が眩しかった。写真は家に戻る途中で撮影した。

家に戻ると、18時である。今日は20時から夢甲斐塾の全体会議である。事務局会議は先日行ったが、全体が集まるのは久しぶりである。だからきっと帰りは遅くなる。ということで今日の日記はここまでとしよう。会議の内容は明日の日記で紹介する。

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2004.6.16(水) 昨夜、帰宅したのは午前1時前と遅かったので、今朝起きたのは8時と大寝坊してしまった。まず、昨夜の夢甲斐塾全体会議のことを書くことにする。

昨夜20時から夢甲斐塾全体会議がシグマホールで開催された。テーマは、今後、夢甲斐塾として何をすべきか、である。活発な意見が出されて、今後の方向性が見えてきた。また、具体的にやりたいことをそれぞれがポストイットに書き、それを分類して四つのテーマにわけ、テーマごとにグループをつくって活動することを決めた。

話し合いが終わったところで、萌木の村舩木上次さんがお見えになり、毎年恒例の清里フィールドバレエについて話しをしてくれた。膨大な赤字を抱えながらも地域のために活動を続ける舩木さん。是非、多くの塾生にフィールドバレエの素晴らしさを体験していただきたいと思った。

その後、有志が舩木さんと一緒にファミレスに場所を移して、時事問題やら何やらをあれこれと語り合った。気が付くと日付が変わっており、家に戻ったのは上記の時間であった。

さて、今日の新聞で目に止まったのは、山梨日日新聞に掲載されている「食の在り方見直すフードマイレージ」という記事である。フードマイレージというのは、食品を意味するフードと、距離を意味するマイレージを合わせた言葉で、食品が生産地から消費地まで運ばれるのに費やしたエネルギーの大きさを示すものらしい。

この大きさは農産物が輸入される過程で地球環境におよぼす負荷を数値化したものであり、2001年の日本のフードマイレージは約9千億トンkmで米国や韓国の約三倍、英国の約五倍、フランスの九倍近くに達しているという。

日本は霜降りの牛肉を作るための飼料穀物や、しょうゆの原料となる大豆を北米やオーストラリアなどの遠隔地から輸入している。農林水産省関東農政局の中田哲也さんは「日本人の食へのこだわりが、貨物船や航空機の二酸化炭素の排出などで環境負荷を大きくしている構造的問題を、日本人一人ひとりが自覚しなくては」とコメントしている。

まったく同感である。今の日本の食の調達に関する構造的な問題に、わたし達日本人は、早く気が付くべきである。日頃の買い物や外食、または中食という行動を、便利とか安いとか、経済的な側面からではなく、わたし達が食べているものはどこで生産され、どのように調達されたのかを考えて消費行動してほしい。

経済的な側面というのは、ものの一つの見方に過ぎない。もっと総合的な視点で考えてほしいものである。われわれの消費行動が地球の寿命を日々縮めていることを強く認識してほしい。そして消費行動を変えてほしいと思う。(わたしも人のことは、あまり言えないが・・・)

上記の中田さんは「消費者が地元の食べ物を積極的に食べれば、環境負荷が小さくなるだけでなく、顔の見える農業が育って食の安全につながり、個性的で豊かな地域風土が培われていく」としている。

食を提供する企業も、現在の輸入に頼っているビジネスモデルを大きく転換すべき時にきているように思う。「安い」「効率がいい」を追求するグローバルな食の調達から、「環境に優しい」「健康にいい」「安心できる」を追求するローカルな食の調達へ(地産地消)と転換する時がきているのである。その意味で、現在全国各地で展開されている「地産地消」への取り組みが今後どのように展開するかを見守っていきたい。

さて今日の午前中は、寝坊をしたためHPを更新して入浴すると11時近く。家内もお袋も出掛けたため、足腰が自由にならない親父一人にするわけにはいかないので、読書でもして家にいることにした。ということで、本田健著「夢をかなえるお金の教え、豊かさの知恵、お金と幸せを呼びこむ経済自由人という生き方」というすご〜く長い題名の本を読み終えた。本田健さんという人は年齢不詳であるが、経歴を見ると現在子育てのためセミリタイア中とあるから、おそらくまだ30代の若い人だと思う。それにしても本田さんの考え方は、最近のわたしのそれに極めて近い。わたしよりずっと表現力が豊富なため多くの人を惹き付けるのだと思う。これから創業を目指す人には是非読んでいただきたい本である。

その後、夢甲斐塾塾長上甲晃先生のデイリーメッセージが届いたので、一気に読んだ。夢甲斐塾の塾生に向けたメッセージもあり、とても内容の濃く読み応えがあった。

午後からは、車を洗車に出してから事務所に向かった。最近複数の依頼がある企業診断報告書の作成である。区切りがついたところで電話が鳴った。先日商工会議所で小売業の経営者を対象にお話しをさせていただいたが、その話しを聞いてくださった経営者からである。なんと、そのときの話しの続きを聴きたいという仕事の依頼であった。先日は時間が少なく、序章しか話せなかったので、二時間ほど時間をいただき、仕事をお受けした。実に、有り難いことである。

家に戻ると、夕陽が美しかったので思わず写真を撮影した。

今日の夜は読書研究会である。昨日・今日と夢甲斐塾関係の会合が続く。それにしても損得勘定抜きの夢甲斐塾の人達との関係はじつに素晴しいものである。そういえば、昨日舩木さんが、さかんに「夢甲斐塾は凄いなぁ」と言ってくれたのを思い出した。

19時半前に読書研究会の会場である甲府カトリック教会に到着。すでに夢甲斐塾4期生のAさんとYさんが来ている。Aさんは紅茶とお菓子を用意してくれた。有り難うございます。

さて今日の課題本は新渡戸稲造の「武士道」である。ちょっと難しかったので最後まで読めなかった人もいたがそれぞれが感想を発表した。今の日本人には失われてしまった精神的支柱としての武士道について、それぞれの意見を交わし合ったのである。心のよりどころを失い殺伐とした社会となってしまった今の日本に欠けているのは宗教と道徳であることを痛感した。

次回は本田健さんの本にすることに決定した。場所はフランス料理店ベルク。お世話になっている社長さんの好意により使用させて頂けるなったのである。感謝・感激・有り難う。

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2004.6.17(木) 5時半に起床。ちょっと寝坊である。さっそく玄関先でたばこを一服。今日は曇り空であるが、湿度が低く爽やかな朝である。このところ毎日爽やかな朝が続き、感謝である。

居間に戻って新聞記事をスクラップ。日経流通新聞に恒例の2004年上期ヒット商品番付が掲載されている。東西横綱は、東が三世帯に一世帯が所有するようになった「DVDレコーダー」、西は片山恭一著のベストセラーを映画化した「世界の中心で、愛をさけぶ」である。記事によるとDVDレコーダーは内蔵ハードディスクの容量が増えテレビ番組を長時間保存することができるようになり、その利便性が周知されて、本格普及期を迎えたという。店頭でもビデオテープレコーダーは片隅に追いやられているそうだ。世界の中心で、愛をさけぶは、女優の柴咲コウが推薦したことなどで小説がベストセラーとなり、それが映画化されたもので、主役は柴咲コウが務めた。

それ以外のヒット商品は、次のとおりである。(前頭は、わたしの好みで選んだもの)

大関 → 東:デジタル一眼レフカメラ「D70」(ニコン)/西:ヨン様(韓国のスター)

関取 → 東:芋焼酎/西:芥川賞コンビ(綿矢りさ「けりたい背中」、金原ひとみ「蛇にピアス」)

小結 → 東:斜め30度ドラム洗濯乾燥機(松下電器)/西:薄型テレビ

前頭 → 東:ハルウララ(デビュー以来110連敗)/西:「負け犬の遠吠え」(酒井順子著)

前頭 → 東:「ラストサムライ」(武士道に涙した)/10代のスポーツ選手(宮里藍など)

前頭 → 東:高級紳士靴(一足5万円から)/男性用美脚パンツ(オンワード樫山など)

以上である。昨夜開催した読書研究会の課題本である「武士道」に少なからず影響を受けたと考えられる「ラストサムライ」が前頭にランクインされている。わたしはこの映画を観ていないが、観た人の話を聞くと「かなりいい」らしい。今の日本に根本的に欠けているのが武士道にみられるような、精神的支柱である。江戸時代では、武士は儒教、庶民は仏教が精神的支柱としてしっかりと根付いていたらしい。明治維新以降は歪められた神道が為政者により精神的支柱として位置付けられたが、じっさいには武士の時代に自然に形成された、この「武士道」が当時の日本人の心にしっかりと根付いていた。しかし、第二次世界大戦に敗れ、米国による日本人腑抜け戦略にまんまとはまってしまった今の日本には、この精神的支柱がまったくないのである。

これは、実に深刻な時代であり、すぐには解決できない。すぐにできることは、それぞれが家庭での教育を見直すことであり、そのためには、自分の生活態度を改める必要がある。歴代の総理に師と仰がれた安岡正篤さんの説く、人間として最も大切なことは「徳性」である。徳性とは人間にしかない貴い心(優しさ、思いやり、勇気、忍耐など)であり、「知識」や「技術」は二の次。「徳性」こそが人間の本質的な価値であり、その「徳性」を高めるためには、日頃の「習慣」が大切であるという言葉を実践するべきである。習慣とは「当たり前のことを当たり前にできるようになる」ことであり、今の日本人には、それができる人が極めて少ないことに本質的な問題がある。

さて今日は、8時過ぎに家を出て山中湖にある南都留中部商工会に向かった。写真はその途中で撮影したものである。

経営相談会の講師として企業経営者の悩みに答える仕事。じっくりと話しを聞いて、解決策などを提案した。自宅に戻ったのは18時を回っていた。今日は、ある親睦会に誘われているが、疲れてしまったので欠席することにした。ごめんなさい・・・。明日は駅前掃除である。早く寝よう。

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2004.6.18(金) 5時に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞に掲載されている「将来フリーターになるかも」という記事に目が止まった。

社会経済生産性本部の調査によると、今年度の新入社員の約三割が「将来フリーターになる可能性がある」と考えていることが分ったという。また、学生時代に進路を決める際に「フリーターになるかもしれない」と考えた人が35%、「なってもかまわない」という人が21%いたという。つまり、1/3強の学生が「フリーターになるかも」と就職できないかもしれない不安を感じ、1/5の学生が「フリーターでもいいや」と思っているということだ。同記事には「新入社員が就職先選びで重視したこと」として、1971年度から2004年度までの推移のグラフが添付されているが、それをみると、71年度には「会社の将来性を重視した人」の割合が25%を超えているのに04年度では10%に満たない。一方、「自分の能力・個性をいかすことを重視した人」の割合は、71年度では20%に満たないのに対して、04年度では30%を超えている。つまり「会社の将来性など信用できない」から、自分の能力・個性に合った会社を選ぶ学生が増えているということである。

最近は大企業が倒産することも珍しくなくなり、さらに大企業の社会的な不祥事が次々と表面化しており、会社など信用してはいけないと感じている学生が増えているのだろう。

山梨日日新聞では、「かすがも〜るオギノ出店1年」という記事が目に止まった。今日で旧トポスビルに出店したオギノが一周年を迎えるという。記事によると、商工会議所の会頭を務める荻野会長は「オギノは郊外で利益を出している。(中心街での)オギノの利益を考えるより、中心街を復活させたいと思った」と開店時のことを振り返ったそうだ。オープン後の実績は、客単価こそ計画を下回ったものの、売上高と客数は目標を突破したという。開店に要した経費が多く、初年度はかなりの赤字になったようであるが、二年目でプラマイゼロ、三年目で3-5%の利益を目指しているという。しかし、旧トポスビルの三階は空いたままで、オギノが中心商店街の核店舗として行政や商工会議所と連携し、商店街を巻き込んで盛り上げを図るか、今後の展開が注目されていると記事を結んでいる。

もはや甲府の中心部にオギノは欠かせない存在となった。もしオギノが撤退するようなことになれば、中心部に与えるダメージは大きい。山梨唯一の百貨店であり、非日常性を担う岡島と山梨最大のスーパーであり日常性を担うオギノと、そして近隣の商店街が一体となって、中心部を盛り上げていくことが期待される。

さて今日は駅前掃除の日である。6時ちょうどに駅前に到着した。すでに夢甲斐塾3期生のMさんが来ていた。やがて4期生のAさん、1期生のNさん、3期生のSさん、4期生のもう一人のAさん、そして2期生のSさんといつものメンバーが揃った。相変わらずたばこの吸い殻が多い。

掃除の後は、いつものファミレスで食事兼意見交換会。今日の話題は、次回の読書会のこと、夢甲斐塾4期生のこと、これからの夢甲斐塾の活動のこと、日本の食問題などである。

ファミレスを出たのは8時過ぎ。家に戻ったのは8時半である。いつものように家の周辺を掃除してからHPを更新した。

さて今日は、昼間は内勤で夜は研修講師を務める。午前中は HPを更新してから入浴して、自宅でちょっとした作業を行った。その際、ある商工会からある事業の仕事を依頼され、その後すぐにある公的機関が9月に行うセミナーの講師を依頼された。有り難いことである。それから事務所に向かい今日の夜行う研修の資料を作成した。

午後からは事務所で 細々とした仕事を片付けた。今度は午前中とは別のある商工会からちょっとしたプロジェクトの仕事を依頼された。これまた、有り難いことである。いずれも過去の仕事を評価してくれて依頼された仕事である。頼まれごとをひたすらこなしていると、また頼まれごとが増えるという好循環になってきたようである。感謝・感激・ありがとう。

一旦家に戻り、県庁に行って用足しをして、そのまま韮崎市の商工会に向かった。今日の研修は19時半からであるが、18時半に商工会に到着していろいろと打ち合わせをした。そして 勉強会の講師を務める。ワークショップなどにおける進行役の役割と心得と題して、わたしのさまざまな講師経験をベースに話をさせていただいた。 参加者はわたしの話しを熱心に聴いてくれた。勉強会の後は会議を行い終了したのは22時をかなり過ぎており、家に戻ったのは23時前だった。

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2004.6.19(土) 今日は土曜日、6時に起床とちょっと寝坊した。さっそく玄関先でたばこを一服。今日も爽やかな朝である。東の空に浮かぶ雲の変化が神秘的である。それにしても梅雨なのにぜんぜん雨が降らない。今年は天候不順が続いており、それが及ぼすいろいろな影響が懸念される。やはり、寒いときは寒く、暑いときは暑く、雨が降るときは雨が降るというのが自然だ。

居間に戻って新聞記事に目を通す。日本経済新聞の土曜日版であるNIKKEIプラス1に「NQ(共存指数)高めて危機管理」という記事が掲載されている。面白そうなので読んでみると、そうそう、うんうん、その通りと共感するところが多い。NQとは「Network Quotient」の略であり、競争ではなく、他人を幸福にすることで、きずなをつくり、自分の意味を高めていくという考え方だそうである。これはまさに心の経営の考え方と一致すると思いながら記事を読んだしだいである。記事によると、NQとは他人とのネットワークをどれだけうまく作り、運用していけるかを計る尺度のことでもあるようだ。なんでも韓国東国大学のキム・ムゴン(金武坤)教授の著書「NQ 人間を幸福にする思いやり指数」が昨年ベストセラーになって、韓国のビジネスマンの間でNQがブームになっているということである。先日、キム教授の著書は日本語版が出版されたと書いてあるので、これは是非購入して読んでみようと思ったしだいである。記事は、ビジネス関連の新しい概念は、米国から輸入されることが多いが、アングロサクソン流とは趣を異にする隣国発の「共存共栄」志向は、日本のビジネスマンにも参考になりそうだ、と結んでいる。まさにそのとおり。わたし達は行き詰まった近代西洋文明ではなく、これからの新しい文明の精神的な土台になる(と、わたしが勝手に思っている)東洋文明に学ぶべきなのである。さて、ここでは、日本経済新聞がキム教授の著書を基に作成した「あなたのネットワーク配慮度は?」というのを引用する。これをチェックすると、あなたのNQが測れるという、是非お試しあれ。

(1)1ヵ月以内に、同僚や部下を心からほめたことが?

   A.何度もある(10点)  B.ある(5点)  C.ない(0点)

(2)話しがくどいと、相手の言葉をさえぎったことが

   A.ない(5点)  B.ある(0点)

(3)「手伝おうか」と声をかけたことが?

   A.ない(5点)  B.ある(0点)

(4)「今日は大変だったね」とねぎらったことが?

   A.ない(5点)  B.ある(0点)

(5)「こんなことも知らないのか」などと言ったことが?

   A.何度もある(-10点)  B.言った(-5点)  C.言わない(0点)

(6)同僚、部下、上司の食べ物の好き嫌いを?

   A.よく知っている(5点)  B.あまり知らない(0点)

(7)昼食時、好きな店でなくても他の人が好きなら我慢して行く?

   A.いつも(5点)  B.時々なら(0点)  C.自分が好きな店に行こうと言う(-5点)

(8)列車やバスで一緒にいる人にどこに座りたいか聞いてみる?

   A.はい(5点)  B.いいえ(0点)

(9)会食や会合の帰り、他の人を先にタクシーに乗せるか、送る?

   A.いつも(10点)  B.たまに(5点)  C.まったくない(0点)

-------------上記の点数を合計すると、あなたのNQが採点できるそうだ-------------

【35-50点】すばらしいリーダーの資質あり。他人を温かい配慮で包むNQが尊敬を受ける原動力。危機に直面したとしてもすぐにぬけだせる。

【20-30点】他人に配慮する習慣ができている。もう少し積極的にネットワークケアを実行すれば、あなたを慕う人で周囲はいっぱいになる。

【10-15点】温かい心の持ち主だが、円滑な意思疎通にまだ自信がないかも。勇気を出して表現し、自分からアクションを起こそう。

【5点以下】マナーがなっていない、と言われているかも。いまNQを上げないと、周りが適だらけになってしまう可能性も。

以上である。あなたは何点であっただろうか。ちなみに、わたしの点数は・・・「内緒」である。

さて今日は土曜日であるが一日事務所で仕事である。渡辺篤史の建もの探訪を見てから事務所に向かった。午前中は細々とした仕事を片付け、昼を挟んで、午後からは診断報告書を作成した。これがなかなか時間が掛り終了したのは19時を回っていた。

写真は事務所から見た夕焼け空である。美しかった。感謝・感激・有り難う。明日の朝は坐禅会である。早く寝よう。

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2004.6.20(日) 今日は日曜日、坐禅会の日である。4時半に目が覚めた。さっそく玄関先でたばこを一服する。ちょっと蒸すけど涼しい朝である。道路を見ると、昨夜、雨が降ったようだ。

居間に戻って新聞記事に目を通す。日本経済新聞の「ニュース入門」という欄に「有価証券報告書の電子開示」と題して、今月から有価証券報告書(所謂決算書)の提出がインターネット経由に一本化されると書いてある。記事を読むと、これまでは印刷物とオンラインシステムのどちらかで受け付けてきたが、三月期決算企業の提出が集中する六月分からオンラインに一本化されるという。もうすでに、9割弱の企業がオンラインを利用しており、インターネットで自由に閲覧できるようになっている。わたしも上場企業の決算書を見るときにインターネットで閲覧させていただいているが、これはとても便利で財務の研修資料などいろいろな用途に使えるのである。

山梨日日新聞の一面には、「内閣支持率47%の急落」という記事が掲載されている。共同通信社が6月17-18日に調査したところ、前回の5月23-24日の調査と比べて、小泉内閣の支持率が7.5ポイント下落したという。逆に不支持率は13.9ポイント増えて45.5%となり、47.4%の支持率と拮抗している。通常国会会期末の与党による年金関連法案の強行採決や国会議員の国民年金未納・未加入問題が影響したようだ。また、24日に公示される参院選に興味がある人は65.8%と前回の参院選公示前の調査と比べて11.1ポイント低く、有権者の関心の低さが目立つそうだ。参院選で投票する際に重視することは「年金」が50.6%と群を抜いて多く、「景気」の24.8%、「北朝鮮」の7.2%などを大きく引き離しており、年金問題に有権者は関心が強いということである。

まぁたしかに年金問題は身近で切実な問題だから、関心が高いのだろう。しかし、今の高齢者はともかく、わたしの世代くらいからは、従来通りの年金を期待することなどできないし、これはみんなが感じていることである。しかし、だからといって国民年金を払わない若者が多いことは情けないことである。自分に戻ってくる保証がないから払わないというのは理屈にならない。年金制度は相互扶助で成立しており、今の高齢者を支えているのである。だから、たとえ自分に戻ってこなくても布施だと思って支払うべき筋のものである。

さて、今日も家内と一緒に円光院に向かった。6時10分前に到着して坐禅の準備をする。今日はなかなか心を集中することができなかったが、時々心地よさを感じることができた。徐々にではなるが坐禅のよさがわかってきたようなきがする。坐禅の後の茶礼で和尚さんの朗読の後、わたしを指名してくださったので、ちょっと話しをさせていただいた。有り難いことである。

家に戻ったのは、8時半。さっそく朝食をいただいた。坐禅会の後にいただくご飯は本当に美味しく感じる。これまた有り難いことである。その後、HPを更新。一休みしてから事務所に向かった。まず、週刊メッセージの作成だ。これが結構時間が掛かった。しかし、満足のいく内容のものができた。それにしても般若心経とは本当に奥深いものであることを再認識した。その後、明日の仕事の準備をしてから家に戻る。

先週同様、家族でショッピングと外食をしに出掛けた。 まずは本屋さんに行き、息子どもが読みたいという本を買ってやる。もちろんわたしも数冊の本を購入した。玄侑宗久さんの小説「水の舳先」、「中陰の花」と五木寛之の「他力」、そして、来月の読書研究会の課題本である本田健の「スイス人銀行家の教え〜お金と幸せの知恵を学ぶ12のレッスン」の四冊である。

その後、近くにあるお好み焼きチェーン店「道とん堀」でお好み焼きを食べた。先週も来たが混んでいて入れなかった店である。今日も予約で一杯であったが、空き席があったのでなんとか入れたのである。味はまぁ「普通のお好み焼き」であるが、リーズナブルなので人気があるのだろうと思った。親子4人で腹一杯食べて五千円ちょっとで足りるのである。

帰りながら、近くのスーパーに寄る。息子どもが「父の日」のプレゼントとしてブルック・ニューマン作・五木寛之訳の「リトルターン」という絵本を買ってくれた。感謝・感激・有り難う。

家に戻ったのは19時過ぎ。そして今、日記を書いている。

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2004.6.21(月) 5時過ぎに起床。さっそく玄関先でたばこを一服。昨日はとても蒸し暑い一日だったが、今日も朝から蒸している。そういえば、昨夜台風が近づいているとテレビで報じていたが、進路はどうなるのだろう・・・などと、まだぼ〜としている頭で考えた。

居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞にマレーシアを中進国に導いた途上国のリーダー的存在である、マレーシア前首相マハティール氏の「茶髪では中国に勝てぬ、日本の若者、勤勉さ取り戻せ」と題したインタービューが掲載されている。記事を読むと氏は、日本の若者に流行している「茶髪」を、欧米人に追従する動きとして批判している。そして「私が採用したルック・イースト・ポリシー(東方政策)は勤労精神にあふれた日本人の良い面を模倣するためでした。いまの日本の若者は髪を茶色に染めて、欧米人のようになろうとしています。われわれはいま、そんな日本人をまねすべきでないと考えています」と語っている。さらに欧米人については、「百年前、彼らは健全な文化を持つ強い人びとでした。しかし、そうした社会は崩壊し、人々の良き価値観は失われてしまいました。生活を楽しむためだけに生きている。役立つことはしません。結婚もせず、家族関係は崩壊しました」と厳しい。そして日本の良い面とは「日本を含めてアジア人はきちんとした家庭を持つべきだという価値観があり、そこからより良き安定した社会が出来上がる。日本でそのような文化がなくなれば国を強くすることもできないし、国際競争にも勝てなくなります。労働者の勤労精神や企業への忠誠も良い点です。戦後、労働者は無給だったり、一杯のご飯だけでも企業に忠誠心を持ち懸命に働きました。自己犠牲の精神です。その結果、日本は急速に発展し、国民は裕福になれたのです」と指摘した上で、「日本の若者は日本人の良き特徴を次々と失っています。例えば会社に定着せず、楽しみを優先してまた別の会社に移っていく。生活を楽しむだけでは日本のこれからの発展は難しい。(中略)いまの若者は行動までも日本人的でなくなっていることは疑問の余地がありません」と日本の若者の行動を批判している。

このインタビューを読んで、なるほどねぇと感心した。日本の中から見ると意外と気が付かないことが外から見るとクッキリと浮かび上がるのであろう。それにしても、日本の若者が不甲斐ないのは、われわれ大人の責任である。若者に代表される日本人の精神的退廃は、心のよりどころを持たないわれわれの無宗教や不道徳にあることは疑いの余地がないのである。

さて今日は一日富士吉田で仕事である。8時半前に家を出て富士吉田商工会議所に向かった。台風が近づいているので途中から激しい雨と風が吹いてきた。大丈夫だろうか・・・とちょっと不安になる。 写真は御坂トンネルの中で撮影した光の舞踏会である。

9時半に商工会議所に到着。事前の打ち合わせをしてから担当のMさんと一緒に企業に向かう。午前中1件をこなして昼食は吉田名物のうどんである。美味しいと評判の店に連れて行ってもらった。「うんっ美味しい」と、大満足。しかもご馳走になってしまった。有り難うございます。

午後からは雨は一段と激しくなり、車に乗り降りするだけで全身ずぶ濡れ状態である。ヒアリングを終えてすぐに甲府に戻った。御坂峠を越えると雨はだいぶ小降りになり家に戻る頃にはほとんど降っていないような状態になった。台風は今頃どのあたりを通過しているのであろうか。

すぐ事務所に行って、これからの仕事の準備と夢甲斐塾の事務作業を行う。時間はあっという間に過ぎ、19時を回ってしまった。今夜は夢甲斐塾の事務局会議(といっても出席者は二人だけ)である。19時半に家を出て、会場であるルーヴェに向かった。ルーヴェはフランス料理店ベルクの一角にあるドイツ料理の店である。20時から打ち合せを開始。25日の懇談会と、来月11日の入塾式についての詰めの打ち合せをした。家に戻ったのは22時である。

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2004.6.22(火) 5時に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。昨日台風が日本列島を横断したためか、久々に湿度も低く青空が広がる気持ちのいい朝である。居間に戻って新聞に目を通す。

山梨日日新聞の一面に夢甲斐塾の1期生の武藤傳太郎さんのインタビュー記事が大きく掲載されている。武藤さんは今、農村塾「みずほ村」の代表を務めているそうだ。「みずほ村」では首都圏に住む20-30代の15人が月1-2回、富士吉田市を訪れてコメや野菜作りに励んでいるそうだ。その若い人達たち話していると、それぞれが抱いている意欲をどう発揮したらいいのか迷っていると感じるそうである。政治にも経済にも、社会全体に指標がないことが、若者たちの閉そく感につながり「とりあえず働いていればいい」というフリーター志向が増える要因になっているのでは、と分析している。また、今回の参院選の政党公約をみると、食糧自給率は数字を羅列しているだけであり、五年先、十年先をみたビジョンがみえてこないという。電車にたとえれば、自給率の数字はあくまで「終着駅」で、現状という始発駅から終点にたどり着くまでのレールを敷くことが大切だと結んでいる。山梨で食からの変革を目指している武藤さんの言葉には重みがある。

日経流通新聞の連載コラム「伊藤元重のマーケティング講座」も面白い。伊藤氏は「競争が激しくなるということは、より大きな市場でより多くの企業と競争するようになること」だという。そして、多くの企業が陥りやすい過ちは、自分の市場を狭く捉えすぎることであり、競争範囲の拡大、市場の壁の低下を認識して、自らの市場を広く捉えることが必要だという。そのような競争環境の中で生き残っていくためには、市場全体のどこに焦点を合わせるかという視点が極めて重要となり、市場のすべてを確保しようという行動に出れば、特徴が出せないまま他の企業に市場を奪われることになるという。つまり、差別化することが必要であり、差別化とは大きな市場の中で自社のポジショニングを明確にすることだと結んでいる。わたしもまったく同感である。規制緩和が進みさまざまな垣根が取り払われるなかで、市場の壁はまさしく低下している。つまり、今までは参入できなかった企業が次々と市場に参入することにより、市場は大きくなる。小さな市場で適度な競争関係に安住していた企業は、大きな市場での熾烈な競争関係のなかに置かれるのだ。その中で生き残っていくためには他の企業との違いをどうやって打ち出すかが重要である。ちょっとした違いならすぐに色あせてしまう。他と大きく違うこと、すなわちポジショニングという視点が重要になってくる。他と大きく違えば競争を意識することがなくなる。つまり非競争戦略こそが、これからの企業に求められるのである。競争の中にいて競争に巻き込まれない企業をこれから目指していくべきである。

今日は午前中事務所で内勤。Y塾の資料を作成してから午後の仕事の準備をした。これが意外と時間がかかった。家に戻り遅い昼食を食べる。一休みしてから甲府駅に向かった。久しぶりに東京に行くのである。Mさんと一緒にあずさに乗る。話しをしたり資料を読んだりしながら東京に向かう。TKJに約束時間のちょっと前に到着。担当者からいろいろと話しを聞いた。TKJはなかなかいい会社であることがわかった。話しを終えて、新宿発19時半のかいじに乗り込む。

Mさんといろいろ話しをしながら山梨に戻ってきた。写真は新宿駅を出たところで撮影した。

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2004.6.23(水) 5時前に起床。さっそく玄関先でたばこを一服した。愛宕山の上のほんのりとした朝焼けに染まる東の空が美しかった。しばらく、たばこを燻らせて、ぼ〜っとした。

居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞に「吉野家、豚丼及ばず」と題して、8月の中間連結決算で吉野家が赤字に転落したという記事が掲載されている。なんでも昨年は71億円の黒字だったが今年は10億円前後の赤字になる見通しだという。牛丼の代替メニューの豚丼では脚離れに歯止めがかからずに、既存店の売上げは、3月が23%ダウン、4月と5月は3割強ダウンしたという。わたしの記憶によると、BSEによる米国産牛肉輸入禁止が決まり、牛丼の販売を休止したときから3割までのダウンは見込んでいたようだが、それ以上に落ち込んだため、人件費などの販売管理費の比率が高まり、赤字に転落したということだ。赤字になったのは1990年に株式を店頭市場で公開して以来初めてのことだという。吉野家以外の牛丼チェーン店も不振のようで、松屋フーズは5月から豚めしを350円から290円に値下げしたが、5月の既存店売上高は12%減となり、かえって減少幅が広がってしまったという。顧客からは牛肉メニューが食べたいという声が強く、各社は豪州産牛肉を使った新メニューを投入して、売上高が回復することをめざしていると記事は結んでいる。

そういえば、わたしも最近吉野家に行っていないなぁ。豚丼も悪くはないが、牛丼ほどの魅力はないというのが大方の見方だろう。わたしもそう感じる。それにしても、単品に絞り込んで利益を上げるという吉野家のビジネスモデルというのは、追い風の時は強いが、今回のような大逆風の時は極めて脆弱であることを痛感した。きっと、吉野家の安部社長はそのことを痛感しているだろう。それにしても、赤字はまずいなぁ。やっぱり、企業は赤字になってはいけない。わたしは常日頃から利益を追求するだけの姿勢はいけないと言っている。結果として利益を出すべきだということだ。結果として赤字になってしまったのは、経営のどこかに問題点があり、お客様からの支持を得られなかったということである。だから赤字になってはいけない。まぁ、中間決算だから、これから挽回することを期待しよう。吉野家を率いる安部社長が今後どのような再生策を打ち出してくるのかを注目したい。

同新聞では、22日にまとめられた政府税調の報告書を紹介している。記事によると、家族の在り方が変化しており、「夫婦と子供」という今までの標準的な家族構成は、1975年の42.5%から、2000年には31.9%と低下している一方で、2000年の単身世帯は21.1%に増加し、2020年には33.1%と約1/3を占めるという予想もあるそうだ。さらに人口は2006年をピークに減少を続けて、20世紀に8,400万人増加した人口は21世紀には6,300万人減少するとの予測もあるとのことだ。経済予測と違って人口の予測はだいたい当るというのが定説であり、21世紀の日本は20世紀とはまったくちがう社会構造になる。このため、現役世代が高齢者に代わって税を負担するという仕組みは眼界がくると記事は指摘している。それはそうだろうと思う。つまり、これからの日本の社会を支えるのは所得税などの直接税だけでは無理で、消費税などの間接税を引き上げなければやっていけないということである。今後10-20年かけて消費税率は間違いなく20%程度に引き上げられるということである。「それは困る」といっても社会構造が代わってしまったのであるからどうにもならないのである。年金ももらえない、消費税はかかる、貧富の差が拡大する、というのがこれからの日本の姿である。いいとか悪いとかいう議論は意味がない。覚悟すべしである。

さて今日は一日富士吉田で仕事である。8時半前に家を出て富士吉田商工会議所に向かった。一昨日富士吉田に行ったときは、台風が近づいているので途中から激しい雨と風が吹いてき て大丈夫だろうか・・・とちょっと不安になったが今日は快適にドライブできた。写真は富士吉田に向かう途中で撮影したものである。

9時半に商工会議所に到着。事前の打ち合わせをしてから担当のMさんと一緒に企業に向かう。午前中1件をこなして昼食を、またまたご馳走になってしまった。有り難うございます。

午後 も1件こなした。途中、富士山の姿を確認。一昨日は富士山どころではなかったが、今日ははっきりと目に焼き付けた。富士山は何度見てもいいものである。いったん商工会議所に戻ってしばし打ち合わせ。会議所を出たのは16時半を回っており、家に戻ったのは17時であった。写真は甲府に 戻る途中で撮影したものである。

すぐ事務所に行って、夢甲斐塾の事務作業を行う。時間はあっという間に過ぎ、19時販を回ってしまった。今日はこれで店じまいとしよう。

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2004.6.24(木) 5時過ぎに起床。さっそく玄関先でたばこを一服。今日は青空が広がり、また湿度も低く、実に爽やかな朝である。しばしその空気に浸りながらたばこの煙を燻らせた。すると、自然に対する感謝の気持ちが静かに湧き上がってきた。わたしが、今、ここに存在しているそのことに有り難うという気持ちである。天人合一という東洋思想を象徴する言葉が浮かんできた。天(宇宙)と人とは別のものではなく一貫しているという意味である。

居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞に昨日も取り上げた吉野家の記事が掲載されていた。記事によると、吉野家は不採算店の深夜営業を中止するという。夜間人口が少ない首都圏などのビジネス街や通行量が深夜に急減する郊外店が対象となるらしい。米国産牛肉輸入禁止で売上高が予想以上に減少したため、営業時間短縮によりコスト削減でしのぐという。米国産牛肉の輸入再開は、かりに夏にスピード合意しても牛丼の販売は年末になるとの見込みで、収益力悪化を食い止めるための営業体制見直しだという。現在十数種類ある牛丼の代替メニューを秋までに全国一律の四品目前後に絞り込んで、店舗の運営効率を高めたり、食材の廃棄ロスを抑えて経費削減を進めるとのことである。

どうやら吉野家は米国産牛肉輸入禁止という、外部環境の劇的な変化をプラスに転ずることができなかったようだ。普通に考えればマイナスでしかない輸入禁止であるが、発想を転換すればプラスに捉えることもできる。つまり、せっかく、輸入が禁止になってくれたのだから、この機会に今までの牛丼という単品に依存している経営を思い切って見直して、新しい丼メニューを開発しようという、考え方である。まぁ牛丼に代わるメニューとして豚丼を投入してはみたが、その効果が期待したほどではなかったので、今回の夜間営業中となったと思われるが、もっと粘って、どん欲に新メニューを開発してほしかった。今までにない画期的な丼メニューが現れたかもしれないのである。もはや、吉野家は新メニュー開発を諦めてしまったようだ。

諦めてしまってはもう駄目である。絶望である。「できない」と思ったら100%できない。「できる」と思えば100%できるわけではないが、「できる」と思った人が「できる」のである。

当たり前のことであるが、わたしがよくセミナーなどで強調することである。なにかを成し遂げようとする場合、「もうできない」「駄目だ」などと思った瞬間に、絶対にできなくなってしまう。なにかを成し遂げようと意欲満々で取り組んだ人のうち、多くの人が途中で「もうできない」「駄目だ」と思ってしまうのである。だから、できない。なにがあってもくじけないこと、諦めないことがなによりも大切である。どんな状況に置かれても、心の中では強く「わたしには必ずできる」と思い続けること。必ずできると思った人しか、新しいことは成し遂げられない。

話は変わるが、今朝、パソコンを開いたら、夢甲斐塾4期生への応募メールが届いていた。上甲塾長と4期生との懇談会は明日の夜に迫っているが、まだ間に合うのでお受けした。それにしてもこれで夢甲斐塾4期生の申込者は23人となった。これまた、有り難いことである。

今日は一日会議。9時半に家を出た。写真はその時の光景である。

家に戻ったのは16時である。一休みして事務所に向かう。夢甲斐塾の事務作業やら、細々とした仕事をこなす。けっこうやることがあり、気がつくと22時半を回っている。明日は早朝掃除だ。早く寝ないと・・・ということで家に戻って、今日記を書いている。

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2004.6.25(金) 5時過ぎに起床。さっそく玄関先でたばこを一服した。今日も湿度があまり高くなく涼しい朝であった。居間に戻って新聞に目を通す。日本経済新聞に「外食・スーーパー営業力で明暗」という記事が記載されていた。一昨日・昨日と続いて、米国産牛肉禁輸の影響を書いたものである。記事によると、スーパーや外食産業では「米国産抜き」の販売体制を築いてきたが、営業力の差で明暗が分かれつつあるという。例えば一昨日も書いたように、牛丼チェーン店は軒並み苦戦を強いられている。それに対して大手スーパーや一部の外食では豪州産牛肉に軸足を移して消費者の牛肉離れを防いでいるという。同じ焼肉店でも「焼肉屋さかい」は豚肉や水産物のメニューを投入したことが裏目に出て苦戦しているが、「牛角」のレインズインターナショナルは米国産牛肉から豪州産牛肉への切り替えを急いだため好調のようだ。

同じ業種・業態でもこのような差が出るところが経営の面白いところであり、また難しいところでもある。いずれにしても「ある環境の変化」に対して、それをどのように捉えて、どのように対応するかということが成否の鍵を握る。その際、経営理念を拠り所にして具体的な対応策を実施することが大切である。単に環境の変化に対応するだけでは、目先しか見ていないことになる。次々とやってくる環境変化を乗り切るたびに行く先が不明になる。この企業はどこに向かおうとしているのかを示しているのが経営理念であるから、この方向性に沿って対応しなければいけない。

さて今日は、駅前掃除の日である。6時に甲府駅北口に到着した。すでにMさんが来ており、二人で掃除を始めた。相変わらずたばこの吸い殻が多い。やがて夢甲斐塾4期生のAさん、1期生のNさん、3期生のSさん、2期生のSさん、4期生のもう一人のAさんが合流して、いつものメンバーが揃った。起きたときは感じなかったが、掃除をしていると蒸し暑いので汗が出てきた。

掃除の後、仕事が忙しい4期生のもう一人のAさん以外はいつものファミレスに行った。食事会兼意見交換会である。今日の話題は今夜開催される夢甲斐塾4期生の懇談会のこと、4期生が全部で24人になったこと、それぞれの仕事のことなどである。7時半過ぎにファミレスを出た。

家に戻ったのは、8時前。いつものように家の周辺の掃除をしてからHPを更新した。その後、お風呂に入って事務所に向かう。まず、夢甲斐塾の事務作業を行い、それから、遅れに遅れてしまった、新企画の塾をHPに告知するための原稿を作成した。題して、心の経営コンサルタントの「生き方塾」と「創業塾」である。生き方塾は、副題を「貴方の幸せを見つける」、創業塾は「貴方の『好き』を見つける」とした。

詳しくはこちらを見てほしい。そして是非、是非、塾に申し込んでほしい。受講してよかったと思っていただける塾にするつもりである。この塾が成功すれば、定期的に開催していきたいと思っている。是非、是非、是非、申し込んでね!

気が付くと13時になっていた。家に戻って昼食をとる。15時には、今夜開催される夢甲斐塾4期生の懇談会のために来県する上甲先生を迎えるために県庁に行くのであるが、それまでちょっと時間があるので松下幸之助「一日一話」(PHP総合研究所編)を読むことにした。

上甲先生から松下幸之助の考え方を伝え聞いてはいたが、まだ本を読んだことがなかったのである。読んでみると実にうんちくの深いことが書いてあり、とても参考になる。例えば、1月9日の言葉として「雨が降れば傘をさす」というのがある。

要約すると、経営者たるもの天地自然の理法に基づいて行動しなければならない。たとえば雨が降ったら傘をさすということである。売れないときには無理に売ろうとせずに休む、また売れるようになれば作る、というように大勢に順応するということである。などと書いてある。

これは今わたしが勉強中の「仏教の思想」である。わたしはこれをわかりやすくこんなふうに言っている。転びそうになったら転ぶ、病気になりそうになったら病気になる、こんな風に流れに逆らわずに生きていくことが自然である。まぁ風流に生きるとでも云おうか・・・などと。人間流れに逆らってもろくなことはない。これは企業もまったく同じであるということを、松下幸之助の言葉から再確認することができた。

15時に県庁に向かった。夢甲斐塾の担当者であるMさんを訪れ、駅に上甲先生を迎えに行く。県庁に戻り、部長と会談する。予算的には県の手を離れた夢甲斐塾であるが、今後も広報面などで県がバックアップしてくれることになった。有り難いことである。その後、印傳屋上原勇七の本店にある印傳博物館を訪れると、偶然にも上原勇七さんがいて上甲塾長と挨拶を交わすことができた。これまた有り難いことである。

その後、食事会などを経て、19時から夢甲斐塾4期生と上甲塾長との懇談会が始まった。4期生もよく集まったなぁと感じていたが、こうして多くの4期生を目の当たりにすると、なんだか、今までやってきたことが報われたような気がして、感無量であった。そして上甲先生の話はとても感動的だった。わたしが夢甲斐塾に入った3年前のことを思い出した。あのとき、夢甲斐塾に入らなければ、今のわたしはなかっただろう・・・。

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2004.6.26(土) 5時半に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。今日も湿度があまり高くなく涼しい朝である。今日から、この日記の構成をちょっと変えてみたい。今読んでいる松下幸之助「一日一話」から今日の日付の言葉を取り上げて、わたしなりに解釈してみることにする。

さて、今日(6/26)の言葉は「冷静な態度」である。その意味を要約すると「指導者も人間であるから、ときに不安を感じるのは当然である。しかし、それを軽々に態度に出してはいけない。指導者の態度はすぐに全員に伝わり、全体の士気を低下させてしまう。だから指導者は日ごろから心を鍛えなければならない。そして、どんな難局に直面しても、落ち着いた態度で対処するよう心がけることが大切である」という意味である。

なるほど、と思う。わたし自身そのことを、心がけるようにしているし、お手伝いしている経営者にも指導者は常に冷静な態度を保たなければいけない、と話している。常に心を落ち着かせるためには坐禅がきわめて有効だということを、最近自ら体験して痛感している。冷静な人は息遣いも静かである。わたしが毎週通っている臨済宗妙心寺派円光院では、坐禅を組む前に「生活信条」というのを唱えている。それはつぎのような内容である。

 一日一度は静かに座って、身(からだ)と呼吸と心を整えましょう。

  人間の尊さにめざめ、自分の生活も他人の生活も大切にしましょう。

   生かされている自分を感謝し、報恩の行を積みましょう。

最近わたしは、毎朝食事をする前に「生活信条」を唱えて、「般若心経」を読経してから、合掌して「いただきます」と言うことにしている。すると不思議なことに心が落ち着くのである。毎日坐禅を組むことはできないので、お風呂に入ったときに湯船の中で足を軽く組み、手を坐禅のかたちにしてから、ゆっくりと腹式呼吸をする。だいたい一呼吸で20-25秒、息を吐いているのが15-20秒くらいであろうか、とくにかく細く長く息を吐くのである。呼吸15回でだいたい5分程度であるが、これだけでかなり心が落ち着いてくる。そして日曜日の朝は、坐禅を30分×2回組むわけである。

座禅会に行くようになってから、4ヵ月が経過したが、今までだったらすぐにイライラするようなことが起こっても、イライラしなくなったような気がする。動揺することがないわけではないが、そういうときは意識してゆっくりと腹式呼吸をしてみる。すると、不思議なことに心が落ち着いてくるのである。愛読者の方も是非お試しあれ。また坐禅に興味のある方は、円光院に問い合せてほしい。

さて、今日目に止まった新聞記事は日本経済新聞に掲載されている「世帯の所得格差最大に」という記事である。内容は家計の所得格差が広がり続けており、これは高齢化の進展や単身世帯が増えたことが主因であるが、労働市場や賃金制度の変化の影響も見逃せない。いわゆる「勝ち組」と「負け組」の所得格差も広がったのだろう。このまま貧富の差が広がる社会でいいのかどうか、日本は選択の時を迎えている。というようなことが書いてある。世帯ではなく個人ベースで諸外国と比べてみると、日本に比べて米国や英国は格差が大きく、スウェーデンやドイツ、フランスは日本よりも格差がかなり小さい、という。格差が小さい国は高福祉が特徴で社会保障が充実していることが、その要因だという。来月に迫る参議院選挙であるが、日本の将来像は米国や英国のようなスリムな政府型なのか、スウェーデンやドイツ、フランスのような高福祉型なのかを選択するといっても、日本では自民党も民主党もスリムな政府型を示しているようであるから、所得格差はどんどん広がっていくのであろう。かといって、高福祉型を掲げている社民党や共産党が政権能力があるとも思えないので、国民には選択の余地がほとんどない。困ったものだ・・・。

わたし達がこれから目指すべきなのは、「勝ち組」とか「負け組」という概念を取り払った生き方だと思う。だいたい所得が多いか少ないかで、ものごとを測るのはおかしいと思う。平均的な所得レベルでいえば日本は世界中で最も裕福な国である。それなのに年間自殺者が3万人もいるということはどういうことであろうか。人生に勝ちも負けもないと思う。どんな状況に置かれても幸せを感じられるような、そういう生き方をしていきたいと思う。多くの人に喜ばれる人生を送りたい・・・。

今日は土曜日なので、恒例の渡辺篤史の建もの探訪を見てから事務所に向かった。午前中は昨日立ち上げた「生き方塾」と「創業塾」の告知を個別メール発信で行った。その後は、診断報告書を作成。昼食を挟み、午後からも続きを行った。作業をしていると、メールがあった。読んでみると生き方塾への申込みである。いつもお世話になっているAさんからである。有り難いことだ。しばらくすると、また申込みのメールがあった。以前、創業塾に参加してくれたMさんである。昨日告知をはじめたばかりなのにもう二人から申込みがあった。本当に有り難いことである。

写真は事務所から撮影した夕焼け空。美しかった。

報告書作成の切りがついて家に戻ったのは20時である。明日は坐禅会だ。早く寝よう。

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2004.6.27(日) 5時前に起床。今日は坐禅会の日である。さっそく玄関先でたばこを一服。今日も湿度があまり高くなく、爽やかな朝であった。少しだけれども青空も覗いていた。

さて、松下幸之助の今日の言葉は「策を弄する」である。内容を要約すると、世の中には、人よりも一歩でも先んじたいという気持ちが高じて「策を弄す」人がいるが、こうした小細工は自然の理に背く場合が多く、結局成功することが少ないのではないか。「策を弄する」とは、知恵才覚をもてあそぶことである。知恵才覚は、あくまでも正しい目的のために使われるべきものである。

まったく同感である。それにしても、今の世の中には、人よりも一歩先んじたい、人に勝ちたいと策を弄する人が多すぎるのではないかと思う。経営にたとえれば、策とは戦略とか戦術ということになるが、戦術は戦略に従い、戦略は経営理念に従う。そして経営理念は経営者の人格に従うのである。したがって、いくら優れた戦略や戦術を立てようが、経営理念が確立していなくては、絵に描いた餅となるし、素晴しい経営理念を掲げていても、経営者の人格が卑しければ、社員は誰も付いてこないのである。策を弄する前に、人格を磨くことが肝要である。

居間に戻って新聞記事に目を通す。日本経済新聞に「買いたい価格調査」と題して、消費者の価格に対する意識が書いてある。たとえば、生活・ファッション分野では、高額家具やブランド腕時計に人気が集まっているという。また、食の分野でも家族でファミレスに出かけた際の一人当たりの金額は1,000円〜1,500円が43.6%で、1,500〜2,000円と合わせると約7割に達するという。総じて女性の方が男性よりも高額商品を求める傾向があり、年齢別では若者ほど低価格志向が強いという。デフレ脱却の兆しが目立つと書かれているが、デフレ脱却がそのまま景気回復につながると考えるのは楽観的すぎると思われる。

同新聞には「緑茶、細菌感染防ぐ」として、緑茶の効用について書いてある。日本では人口一人当たりの緑茶消費量は650グラムと世界最多であり、最近はもっと増えているらしい。緑茶に含まれるカテキンは細胞の老化を防ぎ、吸収されないカテキンは腸内のビフィズス菌の成長を促す働きも持つという。胃や結腸のがんを予防するとも報告されて(否定的な見方もある)いる。また緑茶にはビタミンCや血糖降下作用を持つ多糖体というものも含まれるという。緑茶は入れ方で効用が違ってきて、高温で入れるとカフェインが多くなり覚醒作用が高まるという。逆に40-60度の低温で二分ほどかけてゆっくり入れれば、カフェインの作用を抑えるテアニンが増して精神を安定されるという。この記事を読んで、ふ〜ん、普段何気なく飲んでいる緑茶であるが奥が深いことがわかる。以前はコーヒーばかり飲んでいてほとんどお茶を飲まなかったが、最近はよく飲むようになった。お茶を飲むと何ともホッとする気持ちになるから不思議である。

さて家内と一緒に円光院に到着。6時から座禅会が始まった。今日はすっと坐禅にはいることができたように思う。心地よく感じる瞬間がけっこうあった。いつもは二回に一回しか剣笏(けんさく)を打っていただいていないが、今日は二回、前半後半合わせて四回打ってもらった。坐禅の後の茶礼では、またご指名をいただいたので話しをさせていただいた。有り難いことである。

いつものことであるが、坐禅を終えて家に戻ってから食べるご飯は美味しかった。その後、一休みしてからHPを更新して事務所に向かった。もう11時を回っていたので、恒例の「週刊メッセージ」を仕上げたのは14時前であった。最近はずっと仏教シリーズを書いているが、今日で「般若心経」の整理を終えた。複数の本から引用させていただきながら、なんとか、わたしなりの訳文ができたと思う。それにしても「般若心経」は奥深い・・・とつくづく感じさせられた。

14時に家に戻り昼食をとりまた事務所に向かう。昨日と同様診断報告書を作成した。それにしても最近は本業である経営診断の仕事が多い。去年の今頃はセミナーと調査事業が中心だったように思う。毎年、仕事の内容が変わっていくから面白いのだと思う。先のことは考えずに、今頼まれたことをひたすらこなしていこうと思っている。

家に戻ったのは20時を回っていた。そして今、日記を書いている。

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2004.6.28(月) 5時前に起床。さっそく玄関先でたばこを一服。ついでに近くの自販機で冷たいお茶を購入して喉を潤わせた。今日も湿気が少なく、涼しい朝である。居間に戻ってパソコンに向かう。松下幸之助「一日一話」から今日の言葉は「身も心も、そして財産も」である。その内容を要約すると、「(社員に向かって)いま現在のあなたは、生涯をこの会社に託そうと決心して、身も心も会社に打ち込んでいると思う。さらに一歩進んで自分の財産までも打ち込めないか。全財産をはたいて会社の株にかえるような、会社と心中するくらいの気持ちであってほしいと思う。こういう心がまえであれば、仕事の成果が上がり、高く評価されると思う」というようなものである。

今の日本にこのような社員がどれほどいるであろうか。おそらくサラリーマン意識を持った社員にはほとんどいないのではないかと思う。いるとすれば創業間もない小さな会社であろう。そして、このような社員がいる小さな会社は、おそらく経営者が人間的に魅力ある人に違いない。そのような人物に社員が身も心も、そして財産も打ち込めるような会社を創ってほしいものである。

日本経済新聞には「大人向けドリル、大ヒット」と題して、発売約半年で130万部に達した「脳を鍛える大人のドリル」の著者である川島隆太さんのインタビュー記事が掲載されている。川島さんがこの本を書くきっかけとなったのは、コンピューターゲームをする時の脳が活発に動く様子を画像でとらえれば「ゲームは脳にいい」という宣伝となり、ゲーム会社が研究費を出すだろうと考えたが、単純計算の方が脳の動きは活発との結果が出た。やがて、子供の能力を伸ばすのに脳の前頭葉を発達させるのがいいと気づき、実際に子供に単純計算や音読をさせると前頭葉が活発に動く。さらに痴ほう症のお年寄りで実験すると症状の改善まで見られたからである。

ドリル出版の本当の目的は子供に関心を持ってもらうことだという。「今の子どもがおかしいのは、様々なものが便利で脳を使わなくなったからでは」という問いかけが支持され、読者は中学生にも広がったそうである。

わたしも最近「脳を鍛える大人のドリル(携帯版)」を購入した。以前、夢甲斐ネットの読書研究会で川島隆太さんの「脳を育て夢をかなえる」という本を読み、単純計算や活字を読むことがいかに前頭葉を活性化させるかということを知った。そして、それ以上に大切なことが、人の話をよく聞き、自分の意見をキチンと伝えるという、日々のコミュニケーションにあることを知った。まさに今の世の中に欠けているのはこのようなコミュニケーションであり、川島さんはその元凶はテレビというものが家庭に入り込んだためだと指摘していた。たしかにその通りである。居間にテレビが鎮座するようになってから、家庭内での会話が少なくなった。家族が揃う食事の時などもテレビが点いていると、会話よりもテレビの画面に意識が向かってしまうように思う。したがって、最近のわが家は、食事中はテレビを点けないようにしている。そのため、多少は息子どもとの会話も増えたように感じている。そして、さかんに活字を読めと奨励している。マンガは駄目だが、活字で書いてある本は、どんどん買い与えている。そして自分も暇があれば活字を読むようにしているため、それを見た息子どもも活字で書いてある本をよく読むようになった。そのようなことを積み重ねなければ、今の子どもたちはおかしくなってしまうという危機感をもっている。

さて今日は一日事務所で内勤である。 午前中は、ある調査事業の報告書で用いるグラフの基礎資料を整理した。昼食を挟み、午後からグラフを作成し、報告書の下書きを作成した。メールを確認すると、HのSさんが生き方塾と創業塾に両方申し込んでくれていた。感謝・感激・有り難うである。これで生き方塾は申込み者4人となり、あと1人の申込みで開塾が決定である。本当に本当に有り難いことである。告知はHPを個別に送ったメールだけであり、コストは掛っていない。以前、ベルクで女性創業セミナーを開いたときは、新聞チラシを入れて10万円も掛けたのに、集まったのは10人程度であった。つまり1人1万円のコストが掛ったわけだ。その後、インターネットが普及するにつれてメールをやる人やHPを見る人が増えたことが、今回のコストが掛らないPRにつながっていることは間違いない。世の中は確実に進歩しているのである。

夕方は県庁に行って、調査事業の打ち合せをした。その後、久々にNYであるTに寄って、Aさんに塾へ申し込んでくれたお礼を言う。そして、アイスコーヒーをよばれた。ご馳走さまでした。家に戻ったのは20時過ぎ。そして今、日記を書いている。明日も一日内勤である。

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2004.6.29(火) 5時前に起床。さっそく玄関先でたばこを一服した。今日も湿度があまり高くなく、爽やかな朝である。6時前にもう一度たばこを吸いに玄関先に来ると、東の空がうっすらとピンク色に染まっていた。美しい・・・。自然に感謝である。

今日の松下幸之助の一話は「諫言(かんげん)を聞く」と題して、「指導者は、いろいろな意見を聞くのは当然のことであり、自分にとって都合のいいことよりも、むしろ悪いことを聞くことが大事である。『ここはこうしなくてはいけない』というような諫言を務めて聞き、また、そういう情報が入ってきやすい雰囲気をつくることが大切である」という内容である。

一般的に指導者には、上記の諫言のような、悪い点を指摘する情報が入ってきにくいものである。部下が気を使ってそのような情報を指導者に伝わる前に処理してしまいがちなのだ。だから指導者には現場の本当の姿が見えていなかったり、会社の欠点に気がつかなかったりしがちである。どんな情報でも下から上に伝わってくるような、企業風土をつくることが大切である。

日本経済新聞の「1円起業、女性も関心」というコラムには、1円起業の制度とは正式には最低資本金規制特例制度といい、昨年2月に始まり、今年の4月にはこの制度を使って設立した企業数は一万社を超えたと書いてある。そのうち女性の起業が20%を占めており、この制度が女性の起業意欲を刺激したことがうかがえるそうだ。しかし、この制度を使った多くの会社が経営上の問題点として運転資金不足や資金調達が困難という資金面を挙げているそうだ。

わたしはこの1円起業制度というのを、あまり肯定的に捉えていない。たしかに資金力がない人でも会社という人格を有する法人を設立できるということは、起業を促進することにつながるというプラス面は小さくないと思う。しかし問題は1円でも会社が作れてしまうということである。最低資本金制度では株式会社で1,000万円、有限会社で300万円という資本金が必要になる。なかなか自己資金でこの金額を調達することは難しいことはたしかである。よって、この金額を適正な水準に引き下げるというのなら理解できるが、なにも1円まで引き下げる必要はないと思う。そもそも1円で会社を設立したとしても何もできない。どんな事業でも一定の資産が必要であり費用も掛るため、1円で会社を立ち上げて、何かをしようと思ったら、すぐに資金不足になり、借入金が必要となるのである。資本金が少ないということは借入金が多いということである。最初から多くの借入金が必要になることを前提にした1円起業では、その後、経営が立ち行かなくなることが懸念されるのである。起業リスクを考えたら、1円で会社を作るのは無謀というものである。

同コラムの中に、東京商工会議所が主催している女性向けの創業塾で講師を務める中小企業診断士の布施さなえさんが「資本金が1円で起業できるとはいえ、ある程度の自己資金を用意してから始めるべきだ。後で取引先との信用問題になったり、融資を受ける際に影響したりすることもある」とコメントしている。全く同感である。経営のお手伝いをする専門家である中小企業診断士のほとんどはこのように考えていると思う。安易に創業するなかれ、である。

さて今日も一日事務所で内勤である。 まず夢甲斐塾の事務作業をしてから、報告書を作成する。途中でメールを確認すると、生き方塾への申込みがあった。日ごろお世話になっているTKSSのH先生からである。誰かを紹介していただければとメールしたのであるが、先生に申し込んでいただけると、なんとも有り難いことである。これで申込者は5人となり予定通りに開塾することが決定した。一区切りしたところで家に戻って昼ご飯を食べる。質素な生活を心がけているので、おかずは朝ご飯の残り物に納豆を加えたものである。美味しくいただいた。読書をするなど一休みして金融機関で用足しをする。写真はそのときに撮影した。

そのまま事務所に行って報告書の続きを作成。夕方には完成した。予定通りである。その後、細々とした作業をして家に戻って読書をする。松下幸之助「一日一話」を読破した。最近仕事が重なっているのでなかなか読書が進まないのである。それもまた良しと思いなさいよと松下幸之助が教えてくれた。スケールは大きいが細やかな心遣いができる20世紀希に見る経営の神さまの一言一言が心に深く浸みた・・・。

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2004.6.30(水) いったん4時過ぎに目が覚めたが、まだ早いと思い、また寝てしまった。気がつくと6時前と寝坊である。さっそく玄関先でたばこを一服。今日はいつもより涼しく、爽やかな朝だなぁと空を見上げる。普段はそこにあるのが当たり前のように感じている電柱と電線が妙にグロテスクに感じる。たしかにわたし達の生活は、この電柱と電線により支えられており、なくてはならない存在である。この日記もインターネットを通して発信している。つまり電柱と電線を経由して情報が流れているわけだ。だから電柱と電線がないと困るわけであるが、景観というものを考えるとこんなに邪魔なものはない。

わたしは一日に何度も空を見上げて、自然の美しさや有り難さを感じるように務めているが、いつもこの電柱と電線が視界を遮る。写真を撮ろうとカメラを向けても電柱と電線だらけだ。普通の住宅はせいぜい三階建てであるが、ちょど三階の窓の目の前を電線が走っている。つまり、高層マンションの上層にでも住まない限り、電線のない空を見ることができないのである。

空を見ていると日常の細々としたことを忘れ、わたし達と自然・宇宙はつながっているという「天人合一」という言葉を思い出す。そして、些細なことでくよくよしても仕方ないな、今やれることをやってみよう、などと気持ちが前に向く。落ち込んでいるときには、今は悲しみに耽っていても、空・自然・宇宙が見守ってくれているんだなぁと慈愛を感じることができる。

そう考えると、近代文明の象徴である電柱と電線というものは、わたし達の自然に対する畏敬の気持ちや広大な自然・宇宙の中で生かされているという感謝の気持ちを奪い去ってしまう存在なのかもしれない。あちこちに不要な道路を造るのであれば、せめて電柱と電線を地中化するようなことに公共予算を使ってほしいものである。

さて、今日の松下幸之助「一日一話」は「健康法はなくても・・・」と題して、「私は若い頃から病弱であったが、働かざるを得ない状況の中で健康になり、いまも元気である。健康法は何もないが、たえず仕事の目標を持っていたので、その繰り返しの中に張り合いがあり、死ぬに死ねない緊張感に生きがいを感じて毎日を過ごしてきたように思う」という内容である。

魅力的な経営者に話をうかがうと、ほとんど病院に行ったことがないという方が少なくない。ちょっとした風邪ぐらいならほっとけば自然に治るという。

わたしが尊敬するある経営者は、次のように言っていた。

「人間には自然治癒力というものがあるから、それに任せればいい。ちょっと具合が悪いからと病院に行って薬漬けになると治癒力がなくなってしまう。最近は薬に依存する人が多くなったからちょっとしたことで寝込んでしまう。わたしは、企業を立ち上げてから病気で寝込んだことなどほとんどない。数十年間毎日毎日仕事をしている」

松下幸之助の云わんとすることも同じだと思う。

また、病気を予防するとか治すとか、健康と病気を対比させて考えるのは、養老孟司さんが指摘する西洋的な一元論であろう。人間、健康なときもあれば病気になることもある。それは健康がいいに決まっているが、健康というのは病気とセットになって存在しているのである。つまり、健康もよし、病気もよしである。健康なときも病気のときも、わたし達は間違いなく生きている。その生きているということに大きな意味があるのだと思う。あとは、生き方の問題である。

今日の日本経済新聞の一面には「国内テレビ出荷額で薄型テレビがブラウン管テレビを抜いた」と報じている。薄型テレビというのは、液晶テレビとプラズマテレビのことで、何と2003年の液晶テレビの出荷額は2002年の2.4倍になったそうである。薄型テレビが「新三種の神器」の一つとして消費をけん引していると書いてある。

わが家では、薄型テレビを購入する予定はない。また欲しいとも思わない。いやそれどころかこれからはあまりテレビを観ないようにしようと思っている。テレビというのは、気がつくと点けっぱなしになっている。誰が何を観るわけでもないのに、何かが映っている。この状態というのが実は一番よろしくない、ということに気がついたからである。ニュースやどうしても観たい番組は仕方がないが、それ以外は観ない。そして、できるだけ活字を読むことにしている。

こういう生活が脳を活性化して人間らしさを育むということは、ベストセラーとなっている「脳を鍛える大人のドリル」の著者である川島隆太教授が指摘している。

さて今日は理事を仰せつかったCYの研修会である。9時半前に家を出て 駐車場に行くと、あらまぁ、またまた、ビートルのナンバーが曲げられている。最近曲げられていなかったので久しぶりである。何があっても怒らないことにしているので、ふ〜ん、としか思わなかったが、一応写真に撮っておいた。でもこの写真をHPに掲載するということは、怒っていないふりをしながらも、本当は怒っていて、無茶苦茶気になっている証拠かもしれない。まだまだ修行が足りない・・・なぁ。しばらくはこの状態でビートルに乗っているので、街で見かけたら可哀想・・・って思ってね。

さて10時前に会場に到着。10時から研修会が始まった。専務理事のTさんがCYに対する熱い思いを話してくれた。その話しはとても楽しく、また勉強になった。昼食を挟んで、午後からは事務手続きなどの研修を行い会場を後にした。

そして1ヵ月ぶりに馴染みの美容院に行く。今回は思い切ってほぼ坊主刈りみたいに短く切ってもらった。これで作務衣が似合うぞ、と家に戻る。休む間もなく事務所に向かう。一日早いが明日更新する月刊コラムを作成。7月下旬に開始する生き方塾と創業塾に対する思いを書き連ねた。気がつくと21時前だ。今日はこれで店じまいとする。

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